VW 新型ポロ燃費レポート|スタイル良し、燃費良し、走り良しのドイツ産コンパクトカーが攻めてきた!(3/6)
- 筆者: 永田 恵一
VW 新型ポロ実燃費レポート|郊外路編
VW 新型ポロ 郊外路での実燃費:17.6km/L
VW 新型ポロ実燃費レポート|郊外路編 | ||
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車種名 | 実燃費 | パワートレイン |
VW ポロ 2018年4月フルモデルチェンジ | 17.6km/L | 1.0Lガソリンターボ/2WD |
スズキ スイフト 2017年3月計測 | 19.1km/L | 1.0Lガソリンターボ/2WD |
トヨタ パッソ 2016年6月計測 | 19.7km/L | 1.0Lガソリン/2WD |
トヨタ アクア 2017年6月計測 | 28.1km/L | 1.5Lハイブリッド/2WD |
新型ポロの郊外路の実燃費は17.6km/L。日本車勢に対して劣勢となった原因としては、市街地と同様に車重の重さと、トランスミッションが有段のDSGであることが挙げられる。
日本車勢は、6速ATならトップギアの6速で走れたり、CVTなら巡航中エンジン回転を低く保って走れたりするのに対し、ポロは郊外路だとトップギアの7速で走れる機会が少ない点が不利に働いたと考えられる。
郊外路でポロに乗ると、ハンドリングや乗り心地の良さが大変好印象だった。ハンドルの重さは普通というか適度で、ハンドルを通じて伝わる
路面やタイヤの状況のフィードバックも正確で動力性能もほどほどのため、常識的な範囲でもアクセルを深く踏めるのも含めて実に楽しく、VWらしい楽しさを強く感じた。
さらに軽快な車の動きはコンパクトカーらしく小気味良いが鈍重ということではなく、格上の車のようないい意味での重厚感、落ち着きも備えていることにも驚かされた。
乗り心地も市街地のスピード域だと少しゴツゴツ感があるものの、郊外路のスピード域になると気にならなくなり、全体的に硬めの乗り心地なのだが、路面の悪いところを通過しても体にガツンと感じる不快なショックはない。加えて上下動も一発で素早く収まり、コンパクトカーながら濃厚なドイツ車らしさを感じられる。
テストに使ったハイラインは16インチを履いているので、15インチタイヤを履く中間グレードのコンフォートラインやベーシックなトレンドラインではあればさらに乗り心地が良化する可能性もある。
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