トヨタ ヴェルファイア燃費レポート|3.5LガソリンとHVの実燃費を徹底比較!(2017年マイナーチェンジモデル)(2/5)

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トヨタ ヴェルファイア実燃費レポート|市街地編

トヨタ ヴェルファイア(3.5Lガソリン) 市街地での実燃費:7.8km/L

新型ヴェルファイアは市街地で意外にも2.5リッターガソリンと同数値の燃費を記録した。しかしこれは2.5リッターガソリンが8月という真夏のテストで、アイドリングストップする時間が短かったという大きな不利があったことも強く加味しなければならい。おそらく2.5リッターガソリンと3.5リッターV6ガソリンを同時に走らせたとすれば、最低でも1km/Lは2.5リッターガソリンの方がいい燃費を記録すると思われる。

とはいえ今回計測した3.5リッター版の実燃費は、車重や排気量を考慮すれば及第点とは言えるだろう。

トヨタ ヴェルファイア3.5Lガソリンモデル実燃費レポート|市街地・街乗り編
車種名実燃費パワートレイン

トヨタ ヴェルファイア

※2017年12月マイナーチェンジモデル

7.8km/L

3.5Lガソリン/2WD

トヨタ アルファード

※2017年12月マイナーチェンジモデル

13.3km/L

2.5Lハイブリッド/4WD

トヨタ アルファード

※2015年10月計測

7.8km/L

2.5Lガソリン/2WD

季節によってアイドリングストップの頻度が大幅に変わりそう

新型ヴェルファイアは、アクセルを踏んだ瞬間から「グイッ」と車を進めるようなトルク感こそないものの、十分に太い低速トルクと、スムースに変速する新搭載の8速ATとのマッチングの良さにより、いい意味で普通というか運転しやすい。なおDレンジでのシフトアップのタイミングは普通に乗っていると2000回転あたりだった。

アイドリングストップは、停止後ブレーキペダルを踏み足すと始まるタイプ。エンジン再始動は素早く、音も静かで高級感があった。

アイドリングストップの頻度は、テストした日の気候であれば停止する度ほとんどだったが、快適な室内環境の維持のために再始動してしまうことがしばしばあり、夏場の渋滞中などはアイドリングストップの頻度と時間は大幅に減少することが予想される。

レーダークルーズコントロールを街乗りで使うのは少し息苦しい

市街地で停止まで対応するレーダークルーズコントロール(以下ACC)を使った印象だが、加速時はハイブリッドモデルに比べて非常にスムースで良かったが、減速時はブレーキを掛けるタイミングが遅めでちょっと不快感のある急な減速になりがちだった。やはり市街地ではスバルのアイサイトやマツダのシステムにアドバンテージがあり、市街地での完成度に限ってはマイナーチェンジ前に劣るというレベルだ。

それでも緊急ブレーキ機能の性能なども含めれば、ありがたい運転支援システムなのは事実であり、マイナーチェンジで搭載された第2世代版トヨタセーフティセンスはまだ新しいソフトウェアなので、今後の熟成や改良に期待したい。

おまけでエコモード選択時の印象を書くと、エコモードではアクセル操作に対するレスポンスが程よく鈍い方向になる、ATのシフトアップのタイミングが1500回転程度と低めになるといった違いがある。3.5リッターV6という有り余るほどの動力性能がある車だけに、エコモードでも十分などころかむしろ運転しやすいところもあるので、基本的にはエコモードで走ることを勧めたい。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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