スバル レガシィ 実燃費レビュー【vol.3 200-300km】(1/2)
- 筆者： 金子 浩久
- カメラマン：オートックワン編集部
走行性能を考えれば、納得する平均燃費
峠道を走りながら、レガシィの足回りについて、もうひとつ不満点が出て来た。
タイヤである。ブリヂストンの「B250」という16インチタイヤのキャパシティが、レガシィのパフォーマンスを上回っていないのではないか。
コーナリングの際に、サスペンションにはまだ上下動する余裕が残されているのに、タイヤが先に腰砕けしているように感じられる。栃木県日光市の川治ダムの絶景を、思わずレガシィをパーキングスペースに停め、しばしS編集長と堪能する。
遥か下方のダムの水面を見下ろすと、50センチ以上はあろうかという魚が10匹以上もウヨウヨしている。
「鯉ですよ、鯉。エサを付けた釣り糸を垂らせば、すぐに釣れますよ」釣り人であるS編集長は、魚の背面を見ただけですぐに鯉だとわかった。さすが！
ここまでの走行距離が、230キロ。平均燃費が、10.5km／L。「もみじライン」以降の区間燃費は、山道のアップダウンとコーナーの連続で、さすがに8.8km／Lと多めに消費している。でも、走りっぷりを考えれば、とても立派なもの。
中途半端なエコカーよりも、よっぽど納得がいく。
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』（１～４）、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする