トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.4 300-400km】(2/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.4 300-400km】
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惜しまれるブレーキのフィーリング感

「回生しているブレーキから、フットブレーキが使われる時に、どうしたら違和感を少なくできるか、開発では注力しました。」横浜で行われたメディア向け試乗会で、開発エンジニアはブレーキフィーリングの仕上がり具合を気にしていた。

たしかに、回生ブレーキを効かせているところからフットブレーキを踏み込むと、効き具合に差が出る。勢い良く踏むと、カックンと効く。ガソリンエンジンのハイパフォーマンスカーのように、ジンワリとは効いてくれない。そのカックンが、もう少しだけなだらかだったなら、と惜しまれる。

乗り心地やハンドリングなどはしっとりとした上質感が出てきて好ましいのだが、ブレーキだけが取り残されている。ブレーキは減速するためにあるものだが、そのフィーリングはとても大事だ。最終的には、クルマの質感までをも左右してしまう。

じんわりとした効き方、踏み込んでから一度戻し、再度踏み込んだ時の効き方やフィーリングなどの開発は、簡単ではないと聞く。地道に試行錯誤を繰り返すしかないのだろう。マイナーチェンジに期待したい。

ランチは、国道138号線を山中湖から河口湖方面へ向かった途中の「蕎林」で。文字通り、林の中にある手打ち蕎麦屋。

おろしソバは、シコシコとソバの食感は申し分なかったが、おツユが甘目だったのが惜しかった。

東京を出てから、初めてまとまった時間をプリウスから離れるので、ソーラーパネル付きムーンルーフで車内の換気を試したかったのだが、陽が出ておらず、鬱蒼とした林の中なので諦めざるを得なかった。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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