トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.2 100-200km】(1/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.2 100-200km】
一宮御坂インターチェンジとプリウス 御坂みち 標識 坂道を登っていくプリウス 走行中、助手席から見える富士山 走行中のトヨタ プリウス トヨタ プリウスの1,800ccエンジン バッテリー搭載位置の表示 プリウス テールランプ部のアップ 金子浩久氏とプリウス プリウス 西湖にて撮影 プリウスを運転中の金子浩久氏 画像ギャラリーはこちら

排気量アップで余裕の走りを見せる、新型プリウス

御坂みち 標識

国道137号、通称「御坂みち」で、河口湖方面へ。

御坂みちは、径の大きなコーナーが連続し、その上アップダウンもキツい。追い越し車線も備わっているから、平均スピードが上がっていく。

以前、インサイトで500kmを走った時には、ここで好印象を残していた。インサイトはハンドリングがナチュラルで、ガソリン車とほとんど変わらずに活発に走った。きびきびと向きを変え、スロットルペダルの踏み込みにも忠実に応えて、遅いクルマを抜いて行った。

「調子に乗ってペースを上げて行くと、スピードの出過ぎに注意ですよ!」 助手席の担当編集Yさんがアドバイスしてくれたことを思い出す。

坂道を登っていくプリウストヨタ プリウスの1,800ccエンジン

インサイトは、御坂みちのようなアップダウンのあるワインディングロードでも活き活きと走り、ホンダらしいスポーティネスを備えていた。

それに対して、プリウスはどうか?

ここへ来るまでの中央高速でも感じられていた、パワートレインの余裕がうれしい。

プリウスは、旧型からエンジン排気量を300cc拡大し、モーター出力も増強した。だから、パワーの増えた分だけ余裕が増している。旧型ほどに、高速走行時にエンジン回転数を上げずに済むし、モーターの回転も低くて済む。

相対的に静粛性が上がり、スロットルペダルの踏み代を残しているから、心理的な余裕にもつながっている。

静かで、速くなった。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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