スバル 新型インプレッサスポーツ 2.0i-S 実燃費レポート(2/2)

スバル 新型インプレッサスポーツ 2.0i-S 実燃費レポート
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新型インプレッサスポーツ 高速道路(Sモード)燃費テスト/新型インプレッサにも1.6L直噴ターボDITの設定を

スバル 新型インプレッサ スポーツ2.0i-S

ここからは、ステアリングを同乗していたH編集長に譲って助手席へ。SIドライブはSモードに変更した。

SモードではスロットルレスポンスがIモードよりも機敏になる上に、CVT制御が高回転側にシフトするので燃費は悪化するかと思いきや、それほど影響はなさそうな感じだ。ちなみに新型インプレッサは静粛性の高さもポイントで、風切り音や従来型で感じたCVTのチェーンノイズも気にならないレベルとなっている。

ちなみに2.0-NAエンジンは常用域では十分なパフォーマンスを備えるが、追い越しなどで再加速したい時などは、助手席から見ていてももう少しトルクが欲しい・・・と感じる事も。スバルはインプレッサはNAのみと決めているようだが、商品の幅を広げる意味でもレヴォーグ用の1.6L直噴ターボDITを上級グレードに設定してもいいと思う。

普段なら途中でドライバー交代を要求するはずのH編集長だが(笑)、今回は首都高速用賀PAまで一気に137.2km走行。燃費は、御殿場ICからの下り勾配も効いたようで15.4km/Lを記録した。

ここから再びステアリングを握って首都高速3号線から環状線へと進む。

スタートからすでに4時間半が経過しているが、新型インプレッサがストレスフリーな為かそれほど疲れは感じない。芝公園出口を降りて直ぐにオートックワン編集部へと到着。14.0kmと短い距離ではあるものの16.5km/Lと今回のベスト燃費を記録した。

スバル 新型インプレッサ スポーツ2.0i-S

本来ならここで終了となるのだが、まだまだ元気があるので延長戦に突入(笑)。筆者の自宅のある静岡県三島市まで約130kmの旅だ。

ただ、そのまま高速道路を走ってもつまらないので、東名高速厚木ICから小田原厚木道路を抜けて国道1号線で箱根越えと言うルートを選択。オートックワン編集部から小田原西ICまでの83.1kmでの燃費は15.3km/Lを記録した。かつては燃費が10km/Lを越えれば大したものとまで言われたスバルの水平対向エンジンだが、新型インプレッサなら80~100km/h走行であれば燃費15km/L越えは確実だろう。

そのまま国道1号(箱根新道)を上っていく。

お前はSTIコンプリートカーか!?

スバル 新型インプレッサ スポーツ2.0i-S

ペースを上げなくても滑らかで正確無比なステアリング、ネコ足のようにしなやかに路面を追従するサスペンション、アクティブトルクベクタリングを活かした4輪を上手に使ったアンダー知らずのオン・ザ・レールのコーナリング、硬いのにしなやかなボディなどを実感。「お前はSTIコンプリートカーか!?」と錯覚してしまうくらいの素性の良さと動的質感の高さだ。

ただ、高速道路と同じように再加速時にエンジンパフォーマンスの物足りなさを感じてしまう。ベーシックモデルとして考えれば十分な性能なのだが、シャシー性能の高さに欲が出てしまう。

ちなみに燃費は上りではさすがに8~9km/L代だったが、下りは燃料カットを活かして挽回。29.4km走った燃費は13.8km/Lを記録。自宅に到着後、まだまだイケそうな気がしたが、一旦終了。

新型インプレッサの実力は、本当にスバル史上最高傑作だった!

スバル 新型インプレッサ スポーツ2.0i-S

翌日、スバルへ車両返却のために再び上京。御殿場近辺で撮影のためストップ&ゴーの走行を繰り返した後、東名~首都高速をアイサイトを使わず交通の流れをリードする位のペースで走行し、162.5kmで14.1km/Lの燃費値を記録した。

総走行距離582.7kmでトータル燃費は14.5km/L。もちろん上には上がいるのも事実だが、インプレッサがAWDであることや燃費向上のための我慢の走りではなく、あくまで気持ち良く走った結果である。

GT性能の定義は人それぞれ。僕はより遠くに/より安全に/より快適に/より速くだと思っているが、新型インプレッサは“より速く”以外の GT性能はかなり高いレベルにある。

数値的な驚きやスペックを備えていないので、生粋のスバルファンにとっては物足りなさを感じる部分もあるかもしれないが、その実力に関してはスバル史上最高傑作と言ってもいいだろう。

[レポート:山本シンヤ]

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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