トヨタ エスティマハイブリッド 実燃費レビュー【総評編】(1/2)
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- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:吉澤憲治(編集部)
長距離を走ってわかること
クルマを評価する基準は無数にある。
速さ、燃費、車内の広さ、荷室の使い勝手、などの機能的な要素からはじまって、スタイリングやブランドイメージなど情緒的なものまでさまざまだ。
走らせる人や、走る場所にもよるけれども、さまざまな要素が複雑に絡み合って、クルマの評価は定まっていく。
だから、ある人にとって素晴らしいクルマであっても、他の人にとってはピンと来ないクルマであったりする。
そのクルマのどこを、どう見るかによって評価は大きく変わってしまうものだが、ブレが少なくなる見方が、ひとつだけある。
それは、“長距離を走る”ということだ。長距離を走ることによって、さまざまなシチュエーションにどれだけクルマが対応することができるのか。特定の部分だけ優れていても、長い距離を走って辿り着いた時に、どんな印象を抱けるのか?
ウサギとカメの例え話のように、瞬間的&局所的に速かったり、燃費が良かったり、乗り心地が良くても、長い距離を走った末の結果と同じものになるとは限らない。
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