“ロールバー装備”のモータースポーツ向けロードスター「NR-A」の実燃費を測ってみた【燃費レポート】(2/6)
- 筆者: 永田 恵一
今回の燃費レポートではワンメイクレースのベース車両「NR-A」を起用
今回の燃費テストではNR-A(JC08モード燃費17.2km/L)を起用。
NR-Aは、ベーシックなSグレードの装備内容に「LSD」「車高調整式ダンパー」(同じビルシュタイン製でもRSのものとは全く異なる)RSと共通の「大径ブレーキローター」サーキットでの長時間の連続周回に対応すべく冷却性能を向上させた「ラジエーター」「強化デファレンシャル」や「強化ドライブシャフト」などが装備され、ワンメイクレースに出なくともサーキット走行に代表されるスポーツ走行する人には嬉しい内容となっている。
なお、テスト車のNR-Aはワンメイクレースでの使用も想定し、ディーラーオプションのロールバー、ブリヂストンの市販スポーツタイヤ「RE11A」を装着し、車高は一番低い標準状態から20mmダウンというセッティングが施されていた。
テストは午前7時にスタートし、午後3時ごろ帰京するというスケジュールで実施。
天候は終日晴天、気温は最低気温10度、最高気温20度。交通状況は比較的スムースで、オープンカーということもあり全行程のおおよそ半分はルーフを開けて走行した。
なお、ロードスターNR-Aには近年の新型車としては非常に珍しいことに車載の燃費計が装着されておらず(ワンメイクレースベース車両なら耐久レースに使う際などに燃費は重要な情報として必要な装備だと思うのだが・・・)走行パターンごとの燃費は筆者が何度か6速MTのロードスターに乗った際に燃費計で確認した感覚を、総合燃費はテストで2日間約300kmを走った燃費を極力誤差がないように満タン法で計測した数値を記載しているので、予めご了承頂きたい。
燃費測定の基本ルール
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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