マイルドハイブリッドを搭載したソリオの“本当の燃費”を測ってみた【燃費レポート】(4/6)
- 筆者： 永田 恵一
スズキ ソリオハイブリッド 燃費レポート／郊外路編
郊外路でソリオハイブリッドを走らせた最初の印象は、「ハンドリングと乗り心地のバランスに優れている」ということであった。
ハンドリングは全高が高く全幅が狭いという不利なディメンションながら、絶対的なロール量はよく抑えられており、ロールの起き方もジワジワと起きるため不安感はまったくない。
そのため、道幅が広く感じられるほどに全幅の狭いソリオハイブリッドで郊外路の途中にあるワインディングロードを走ると、コーナーで小さくないロールを急激に起こさず一定に保つことを心掛けながら、意外にも楽しく走ることができた。
乗り心地も、前述した不利なディメンションゆえにロール量を抑えるためだろうか硬めではあるものの、路面の大きめの凹凸を通過しても不快なショックは感じることはほとんどなく、快適性は高い。
「乗り心地がいい車はハンドリングもいい」「ハンドリングがいい車は乗り心地もいい」といういい車を象徴する言葉があるが、ソリオハイブリッドは市街地での使用を主に想定したコンパクトハイトワゴンながら、この言葉が当てはまる車と言える。
郊外路での燃費は「19.8km/L」という数値を記録した。
この数値を高速燃費での実燃費と同じように1.3リッター級エンジンを搭載するコンパクトカーの郊外路での実燃費が19～21km/Lが相場であることを踏まえて考えると、及第点といえるところだろう。
スズキ ソリオハイブリッド 郊外路における実燃費／19.8km/L
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1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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