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燃費レポート 2016/1/28 18:22

マイルドハイブリッドを搭載したソリオの“本当の燃費”を測ってみた【燃費レポート】(2/6)

マイルドハイブリッドを搭載したソリオの“本当の燃費”を測ってみた【燃費レポート】

軽やコンパクトカーであれば費用対効果の高い「マイルドハイブリッド」

スズキ ソリオハイブリッド K12C型デュアルジェットエンジン

現行ソリオのエンジンは、熱効率(燃やしたガソリンを運動エネルギーに変更できる効率)向上のために「デュアルジェット」と呼ばれる2本のインジェクターを備える1.2リッター4気筒エンジンをベースに、小型軽量化や各部のフリクション(摩擦抵抗)低減といった改良が施されている。

ベーシックな「Gグレード」はこのエンジンを単体で搭載するが、それ以外のグレードには「マイルドハイブリッド」と称するハイブリッドシステムが搭載されている。

スズキ ソリオ マイルドハイブリッドイメージスズキ ソリオ ISG

このマイルドハイブリッドは、ワゴンRやハスラーといったスズキの軽自動車が続々と採用している「Sエネチャージ」と同様に、「ISG」と呼ばれる3馬力のオルタネーター(発電機)とエンジンを始動するスターターモーターの役割も兼ねるモーター、助手席下に置かれる非常に小さいリチウムイオンバッテリーから構成されている。

このハイブリッドシステムは、減速エネルギーを通常の12Vバッテリーとリチウムイオンバッテリーに貯め、その電力をヘッドライトやエアコンといった電装品や、100km/hまでのスピード域において3,900回転以下のエンジン回転数で最大30秒間加速する際にアシストする為の電力として使われ、モーターの出力やマイルドハイブリッドという名前からも分かる通り非常に簡易なタイプである。

しかし、軽自動車やコンパクトカーといった軽量なクルマであればそれなりの効果が期待でき、シンプルなだけにシステムも軽量かつコストも安く、費用対効果を含めた商品力は高い。

スズキ ソリオハイブリッド

トランスミッションは、副変速機を組み合わせることで変速幅を広げて加速力の向上と巡航回転数を下げることで燃費向上に寄与するCVTが全グレードに搭載されている。

また、マイルドハイブリッドにはアイドリングストップも装備。ソリオのアイドリングストップにはスズキの軽自動車と同様にエアコンフィルターの構成部品の一つであるエバポレーターに蓄冷材を加えてエアコンの冷気を蓄え、冷房を使う暑い時期のアイドリングストップ時間を延長し、実用燃費の向上に寄与する「エコクール」も備えられる。

結果、カタログに載るJC08モード燃費はアイドリングストップのない1.2リッターエンジンを搭載するベーシックなGグレードで「24.8km/L」、その他のマイルドハイブリッド搭載車で「27.8km/L」と、限りなく純エンジン車に近いハイブリッドであるマイルドハイブリッドを純エンジン車に分類するのであれば、コンパクトカークラストップの燃費を誇る。

また、今年4月から基準が大幅に厳しくなったエコカー減税においても、Gグレードが取得税60%、重量税50%軽減、マイルドハイブリッドが取得税80%、重量税75%軽減が適応される(数値はすべてFF車)。

ソリオを購入するならば自動ブレーキが装着可能な「ハイブリッド」を

スズキ ソリオ「デュアルカメラブレーキサポート」

最近、ユーザーニーズが急速に高まってきている注目の自律自動ブレーキは、スズキではスペーシアに続きスバルのアイサイトと同じ2つのカメラから得た周囲の情報を基盤とする「デュアルカメラブレーキサポート」をハイブリッド全グレードにオプションで装着することが出来る。

デュアルカメラブレーキサポートは約5km/hから約100km/hの速度域で機能し、歩行者は約30km/h以下、車両や障害物には約50km/h以下のスピード域なら衝突を回避できる緊急ブレーキ、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能などを装備し、コンパクトカーとしてはブッチギリ、輸入車を含めた日本で購入可能なクルマ全体で見てもトップクラスと言える性能を持っている。

価格も5万9,400円と、内容を考えれば付けないことが考えられないくらい安い。

このことを頭に置くと、ベーシックグレードの「G」は価格こそ145万4,760円と安いもののデュアルカメラブレーキサポートが装着できないので、ソリオを買うならばまずは「ハイブリッド」を基本に考えるべきであろう。

今回の燃費テストでは、標準ボディの最上級グレードとなる「ハイブリッドMZ」のデュアルカメラブレーキサポート装着車(190万800円、JC08モード燃費27.8km/L)を起用。

テストは11月26日(木)の午前7時半に開始し、午後3時半頃に帰京するというスケジュールで実施。天候は時折激しく降る雨のち曇り、最高気温12度というコンディションで、交通状況は平均的な流れであった。

燃費測定の基本ルール

・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用

・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行

・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定

・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行

試乗ルート1「高速道路」

試乗ルート1「高速道路」

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。

道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

試乗ルート2「郊外路」

試乗ルート2「郊外路」

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。

道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

試乗ルート3「市街地」

試乗ルート3「市街地」

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。

平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。

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