待望の1.5Lガソリンエンジンを搭載したチューニングベース車両「デミオ 15MB」[試乗・燃費レポート](4/7)

待望の1.5Lガソリンエンジンを搭載したチューニングベース車両「デミオ 15MB」[試乗・燃費レポート]
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マツダ デミオ 15MB 燃費レポート/郊外路編

郊外路ではエンジン、トランスミッション以外に私のデミオを含めた初期のデミオとの違いをいくつか発見できました。

1つ目は「乗り心地」です。

デミオは乗り心地が悪い訳ではないのですが 路面の大きな凹凸などを通過した際に鋭いショックを感じることがあり、私は「いい車をもっと良くしたい」という前向きな気持ちでネオチューンという方法でショックアブソーバーに手を加え、より快適で運転して楽しいデミオに仕上げていました。

[参考] 新型デミオの数少ない弱点!?ショックアブソーバーを“リーズナブルに”改善!

マツダ デミオ 15MB

15MBは今までなかった1.3リッターガソリンのサスペンションと16インチタイヤという組み合わせのマッチングがいいのか、発表はないもののサスペンションに何らかの変更が加えられたのかは定かではありませんが、前述のネオチューンで手を加えた私のデミオにまでは届かないものの、大きな凹凸を通過した際の身体に感じるショックがかなりマイルドになっていました。

また路面の凹凸の大きさや形によっては、通過する際の音が「コトン」という上品なものに変わっており、高級感を覚えることもあるほどです。

16インチタイヤを履くデミオディーゼルは、高速道路のようなハイペースでの走行になるとエンジン音が聞こえないほどロードノイズが強烈で、デミオの大きな弱点となっていました(このロードノイズは、人を乗せたときに「うるさいね」と言われることがよくあるほどです)。

そんなロードノイズも、15MBではタイヤの銘柄は同じでタイヤに改良があったのか、その他の要因なのか確かなことは分かりませんが、エンジン音が聞こえるくらいにロードノイズは小さくなっています。

いわゆる「スポーツ系モデル」とはやや方向性が異なる

ハンドリングは、今まで通りガソリンエンジンを搭載するデミオ流で「飛び抜けたところはないものの、コーナーを曲がるための舵角を一発で決められる正確なライントレース性を代表として、ロールの起き方などもごく自然で飽きることなく長期間に渡って運転を楽しめる」というものです。

ディーゼルとの「エンジン重量の軽さで軽快なガソリンと、エンジンが重い分軽快感はない代わり高速道路などでの直進安定性が良いディーゼル」というキャラクターの違いもそのままです。

ただし、15MBは全体的にスポーツモデルらしい刺激やピリリとした感じはありません。これはあくまでもモータースポーツやカスタマイズのベース車というキャラクターを考えれば当然のことでしょう。

マツダ デミオ 15MB 市街地燃費テストの様子

最後にサイズアップされたブレーキですが、サイズアップされる前からデミオのブレーキは非常にコントロールがしやすいものだったこともあり、ブレーキの性能に関しては相変わらず高く評価できます。

しかし、性能とは別にスポーツモデルであることを考えると見た目や雰囲気という意味で、後輪をディスクブレーキにして欲しかったという気持ちもあります。これこそ後からでは非常に難しいメーカーでないとできない変更なのですから。

と言ってもモータースポーツで戦っているデミオも後輪はドラムブレーキで問題なく走っていることやコストを考えると、これが正しい選択なのだとは思います。

デミオ 15MB 郊外路における実燃費は

マツダ デミオ 15MB 郊外路における燃費は「19.4km/L」

郊外路での燃費も1.3リッターガソリンの5速MTの19.0km/Lを僅かに上回る「19.4km/L」を記録しました。

この結果は、高速道路ほどではないにせよパワーとトルクに余裕がある分と6速MT化で早めのシフトアップと低いエンジン回転数での巡航が可能になっていることが要因と言えるでしょう。

マツダ デミオ15MB 郊外路における実燃費/19.4km/L

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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