人気軽オープン「S660」の本当の燃費を測ってみた/vol.3 市街地編・総評(2/2)

人気軽オープン「S660」の本当の燃費を測ってみた/vol.3 市街地編・総評
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ホンダ S660 α(6速MT) 総合実燃費/17.5km/L

ダイハツ コペンローブ(CVT)総合実燃費/17.5km/L

意外と迷うことは少ないであろう、S660とコペン

S660・コペン・ロードスター

はじめに軽のオープンスポーツという意味で同ジャンルに属する「ダイハツ コペン」とS660との比較から書くと、この2台は「普通の軽自動車をベースとすることでラゲッジスペースに代表される実用性を確保、各要素をほどよくバランスさせた“コペン”」と「各部を専用設計とし、実用性という部分では相当な犠牲を払っているのは事実ながら、引き換えに飛び抜けたドライビングプレジャーを持つ“S660”」という明確な棲み分けを持つ。

また、コペンなら1台で生活することも可能だろうが、S660は別に実用車があった方が望ましいといった違いもあり、それだけに価格を含めた各々の優先順位や好みを考えれば自ずと自分に向いた方を選ぶことができ、この2台で迷う人は少ないのではと考える。

他の国産オープンスポーツとは明確に異なる個性を持つ

86・BRZ・ロードスター

S660そのものに関しては、スポーツカーと一口に言っても各部をバランスさせたクーペである「トヨタ 86&スバル BRZ」、ボディタイプこそ違うものの86&BRZに近い性格の2シーターオープンカーと言える「マツダ ロードスター」、溢れんばかりのパワーを持つ「日産 フェアレディZ」など日本車だけでもいろいろなタイプのオープンカーが存在するなかでS660は「とにかくドライビングプレジャーの高さに特化した」という際立った濃厚なキャラクターを持っていることを高く評価したい。

また、S660に近いキャラクターを持つスポーツカーは「ケーターハム7」や「ロータス エリーゼ」「ロータス エキシージ」といったところだが、オープンカーのソフトトップのような素材でできたドアすらオプションのケーターハム7に比べれば快適かつ実用性は数倍高く、方向性こそ違うもののケーターハム7と肩を並べるドライビングプレジャーを持ち、そこは軽バージョンのケーターハムも同様だが、軽自動車の特典で安い維持費で乗れるS660というのは「日本人でよかった」と思えるところだろう。

それだけに筆者としては、軽自動車としては高い198万円からというS660の価格も高く感じられず、思い出すたびに今欲しい車の1台として脳裏をよぎるのだ。

最後に、S660の購入を迷っている人に対しては、維持費の安さと超人気車であるだけに相当の高値で売れるという強みを持つことを前提に、無責任かもしれないが「“買って後悔する”と“買わないで後悔する”であれば、前者の方がいいのではありませんか」とアドバイスしたい。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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