【燃費】マツダ デミオ [ガソリン車・4代目] 燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
高速道路の本線合流や追い越し加速などで、アクセルを全開にしたときの絶対的な加速力は特に目を見張るものはなく、1.3リッター級コンパクトカーの平均値といったレベルである(筆者はこういった表現を1.3リッター級のコンパクトカーをテストする度に使っているような気がするが、車重やエンジンのスペックにそう変わりなく、かつ自動車メーカー各社が軽自動車を除く最多量販車であり最新技術を素早く投入するクラスだけに、絶対性能に大きな差はないのも今更ながら当然だ)。
しかし、現行デミオの1.3リッターガソリンエンジンは同クラスのコンパクトカーの中では「高回転域で気持ち良く回る」といった爽快感こそないものの、レッドゾーンの6,500rpmまでキッチリ回って好感が持てるタイプで、このエンジンの排気量アップ版でありアクセラのベーシックグレードに搭載される1.5リッターガソリンエンジン搭載モデルに通じる素性の良さを感じさせる。
また、前頁の概要で記載したことの裏付けにもなるが、マツダのスカイアクティブ-G(ガソリンエンジン)に共通する中低速トルクの太さも確認できた。これも、美点の1つだ。なお、6速100km/hのエンジン回転数は2,000rpm強といったところであった。
マツダ デミオ 13S Lパッケージ(6速AT)/22.2km/L
マツダ デミオ 13-SKYACTIV(先代モデル)/ 20.4km/L
トヨタ 新型ヴィッツ 1.3/ 21.1km/L
日産 ノート スーパーチャージャー/21.1km/L
ホンダ フィット 1.3G/21.9km/L
スズキ スイフト 1.2 DJE(デュアルジェットエンジン)/21.8km/L
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