【燃費】マツダ デミオ(3代目)燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
マツダ デミオ(3代目)燃費レポート【高速道路編】
現行デミオのSKYACTIVエンジン搭載車は最高出力が84psと、同クラスの1.3リッター級エンジンを搭載するコンパクトカーの最高出力が90ps~100psであることを考えると「動力性能が見劣りするのではないか」という懸念を持つ人もいるかもしれない。
だが、実際に乗ってみると多用する中低速域のトルクが非常に太いこともあり、ライバルとなるコンパクトカーと比べても高速道路本線への合流や追い越し加速でアクセル全開にした際の瞬発力、発進加速、常用域でのドライバビリティ(運転のしやすさ)に大きな違いはなく、平均的な動力性能が確保されている。
100km/h走行時のエンジン回転数は2,100rpmで、これも1.3リッター級エンジンを搭載するコンパクトカーとしては平均的であった。
なお、現行デミオのSKYACTIVエンジン搭載車の最高出力が低いのは「25.0km/L」というJC08モード燃費を実現するためである。通常の1.3リッター級エンジンを搭載したコンパクトカーだと6,000~6,500rpmとなるレッドゾーンを、現行デミオのSKYACTIVエンジン搭載車は5,500rpmへと抑えたことが理由で、実用上は特に問題はない。
ちなみに、近々登場予定の新型デミオのレッドゾーンは同クラスの平均的な値まで向上するだろう。
高速道路でのデミオの燃費は、アクアラインでの事故渋滞の影響もあり(1年以上燃費テストをしていて初めてのことだ)「20.4km/L」であった。
この実燃費は以下の通り、ライバルとなるコンパクトカーに対して少し劣るものではあるが、事故渋滞があったことを考えればそう見劣りするものではないだろう。
【高速道路における実燃費】
マツダ デミオ 13-SKYACTIV/20.4km/L
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