【燃費】スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight 燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
「スバル レヴォーグ」は必要十分以上の動力性能を有し、燃費や車両価格といったバランスを重視した「1.6リッターターボ」が人気となっているが、「2リッターターボ」においても歴代レガシィのターボエンジンを搭載したスポーツモデル「GT」系の後継車的な存在であり、レヴォーグのイメージリーダー的な存在として重要なモデルである。
レヴォーグそのものの概要については、以前に掲載済みのレヴォーグ記事「スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 燃費レポート」を参照して頂くとして、当記事では2リッターターボ搭載車のパワートレーン関係に関しておさらいしたい。
まずレヴォーグに搭載される2リッターターボは、2012年に現行レガシィのGT系に搭載された直噴ターボと同型(300ps、40.8kg・m)の改良バージョンだ。トランスミッションも現行レガシィのGT系と同じ許容トルクの大きいCVTで、8速マニュアルモードも備える。
走行モードを選べる「SIドライブ」も2リッターターボは「I」「S」「S♯」の3つから選択できる。
アイドリングストップは装備されないが、JC08モード燃費は「13.2km/L」と動力性能を考えればそれなりに優秀な数値で、エコカー減税でも取得税60%、重量税50%軽減に適合する。
4WDシステムは1.6リッターターボの前後駆動力配分が60:40の「アクティブトルクスプリットAWD」に対し、2リッターターボは前後駆動力配分が45:55とFR車に近く、回頭性の良さも重視した「VTD-AWD」となる。
2リッターターボのグレードは「2.0GT EyeSight」と「2.0GT-S EyeSight」で、主な違いはビルシュタイン製ダンパーやアルミ鍛造のフロントロアアームといった足回り関係だ。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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