燃費レポート

【燃費】ホンダオデッセイガソリンモデル燃費レポート／永田恵一(5/5)

公開日:2014/05/15 18:06 最終更新日:2018/03/13 15:37

筆者：永田恵一

ホンダ新型オデッセイ燃費レポート【総評】

ホンダ新型オデッセイ総合燃費／10.7km/L

新型オデッセイは、「燃費」面ではラージクラスのミニバンではトップであるが、郊外路編でお伝えした通り「乗り心地」において致命的な弱点を持っている。

しかし、弱点が乗り心地であるという点に関しては、感じ方に個人差は大きいと思うが、サスペンションを社外品に交換することなどで改善できる可能性もある。乱暴な言い方かもしれないが、後から何とかなる問題であるとも言える（次の変更か、もしかするとインフォメーションなくある生産時期の個体から改善される可能性もあり）。

乗り心地の件を割り切って考えてしまえば、新型オデッセイの7人乗りの2列目シートの造りは同乗者が喜ぶ顔を見られるということは非常に魅力的だ。乗り心地の悪さも、あのシートに座って楽しく会話をしたりグッスリと眠ってしまえばさほど気にならないだろう。

さらに、価格も左右独立の2列目シート車を購入するには、アルファード＆ヴェルファイアとエルグランドでは350万円超えだ。さらにこの価格帯では前述した2列目シートはオデッセイのものほどゴージャスではないのに対し、新型オデッセイならあの2列目シートが約290万円からと300万円を切る価格帯から購入できるというのは非常に魅力的だろう。

今までのオデッセイとはかなり路線は変わってしまった新型だが、新型オデッセイは商品としてはなかなか面白いクルマと言えるのではないだろうか。

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筆者永田恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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