「Drive-E」搭載の新型 ボルボ XC60 T5で低燃費走行に挑戦!「VOLVO ECOドライブチャレンジ」レポート/永田恵一(3/3)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部
ドライバーチェンジ! 今度はACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を最大限活用
Tさんに運転を変わった直後、ラッキーなことに我々と同じペースで走る長距離トラックに遭遇。結局この大型トラックとは神奈川県の厚木インターまで(150km以上!)一緒に走ることが出来ました。アダプティブ・クルーズ・コントロール機能の車間設定を最短にセットし、いわゆるスリップストリーム状態(と言っても、繰り返しになりますが、写真の通り常識的な範囲の車間距離であったことを再度お伝えしておきます)を、ギンギンに使うことができました。おまけにボルボのアダプティブ・クルーズ・コントロールは優秀ですから、Tさんが行なった運転操作はトラックに着いていくための進路変更くらいでした。
それでいて港北PA時点での燃費は、スリップストリーム効果や長い下り坂という要素もあるにせよ、17.9km/Lまで伸びていたのですから、気合いを入れて300km走った私は少し複雑な気分になりました(汗)。
ヤバイ! ゴール間近で首都高が渋滞中!?
東名道・横浜の港北PAからは、再びわたくし永田が運転を交代。走り方は同じですが、やはり東京都心の首都高は渋滞中。
そこで都心の道に精通した編集部 Tさんから、首都高では場所に応じて流れに乗れる車線への華麗なる誘導。さらに「今日は環状線内回りが激混みみたいなので、手前の渋谷出口で降りて下道を走った方がスムーズに流れて早いはず」というアドバイス等のおかげで、ボルボ・カー・ジャパンのオフィスがあるゴールの東京・港区の芝公園には、タイムリミット10分前の18時50分に到着!
さて、気になる燃費は・・・
気になる燃費記録は・・・JC08モードを超える17.3km/L!
17.3km/L! なんと10チーム中総合2位の記録を叩き出しました! ばんざーい!
4割近くの道のりをアダプティブ・クルーズ・コントロールに任せて走った結果ですから、大満足です。新型 ボルボ XC60 T5なら、1回の給油で神戸往復も夢ではありません。
また、アダプティブ・クルーズ・コントロールの完成度や極めて良好なシートの掛け心地など、総合的に疲労度が非常に少ないため、私もTさんも「もうひと走りできそう」と感じたことも印象的でした。新型 ボルボ XC60 T5は、文字通りのロングツアラーとしても最高の1台と言えると思います。
正直なところ、オートックワンの燃費レポート担当者としても、(1位が獲れなかったのは悔しいですが)どうにか結果が残せたことにもホッとしております。読者の皆様、今後も何卒よろしくお願いいたします!
[レポート:永田恵一]
今回の試乗車「ボルボ 新型 XC60 T5 SE」主要諸元
全長x全幅x全高:4645x1890x1715mm/ホイールベース:2775mm/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー DOHC 直列4気筒 横置き 16V 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1968cc/最高出力:245ps(180kW)/5500rpm/最大トルク:35.7kg-m(350N・m)/1500-4800rpm/トランスミッション:ギアトロニック 電子制御8速AT/駆動方式:FF(前輪駆動)/燃料消費率:13.6km/L[JC08モード]/車両本体価格:559.0万円[消費税5%込み]
※試乗車はオプション装着車
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