三菱 アウトランダーPHEV 燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部
エンジンの余剰トルクによる充電や減速時の回生制動によりバッテリー残量に余裕があれば、100km/h程度のスピードでもかなりの距離EV走行を行うので、ここでもかなり燃費を稼げている印象だった。
高速道路本線への合流や追い越し加速でアクセル全開をすれば、瞬時にトルクが立ち上がるモーターの特性もあり、2.5L級程度の瞬発力を体感できるので(モーターを動かす電力はエンジンが発電)、動力性能に不満を感じることはまずないだろう。エンジン音も活発かつ澄んだものなので、このことも好印象に大きく貢献している。
また、アウトランダーPHEVは床下に重たいバッテリーを搭載しているためなのか、ミドルクラスの乗用車ベースのSUVでありながら、ランドクルーザーやパジェロといった車重が2トン以上ある本格SUVのようなドッシリ感、安定感を備えていることも印象的だった。
テスト車に装着されていた運転支援システムe-Assistも試してみた。高速道路では先行車がいなくなった際などの加速がちょっと急激で、もっと穏やかに行って欲しいと感じることがあるものの、減速に関しては納得できる丁寧さを備えており、まずまずの完成度だった。
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