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燃費レポート 2013/10/16 19:03

ホンダ 新型フィットハイブリッド 燃費レポート/永田恵一(1/5)

関連: ホンダ フィット Text: 永田 恵一 Photo: オートックワン編集部/永田恵一
ホンダ 新型フィットハイブリッド 燃費レポート/永田恵一

記録的な販売台数となった新型フィットハイブリッド、その気になる実燃費を早速テスト!

新型フィットハイブリッド エクステリア

“コンパクトカーのベンチマーク”として君臨し続けた「ホンダ フィット」。

初代モデルの登場から非常にレベルが高く、室内スペース、燃費や走行性能、そして価格といった多くの部分でクラストップの評価を受けたフィットが、今年9月に3代目モデルへとフルモデルチェンジされた。

フィットは3代目となっても「コンパクトカークラスにおいてズバ抜けたトータル性能を持つ」というキープコンセプトで開発されている。

だが、プラットフォームはセンタータンクレイアウトを引き継ぎながらも新設計となり、エンジンもL型と形式名こそ従来通りではあるが全車DOHC化を筆頭として大幅な改良を受けるなど、新型フィットはホンダの最新技術が詰め込まれている。

新型フィットの車種構成は、基本となる1.3リッターエンジンを搭載する「13G」系、1.5リッターエンジンを搭載するラグジュアリー志向の「15X」系、スポーツモデルの「RS」、そして大きな注目を集めている「ハイブリッド」と幅広いが、今回はそのうちの「ハイブリッド」を使用して燃費テストを行った。

新型フィットは現在、発売から1ヶ月で月間販売目標の4倍以上となる6万2,000台もの受注を集めるほどの人気を得ているが、さらにそのうちの70%を占めているのが新型フィットハイブリッドだ。

新型フィットハイブリッド フロントフェイス新型フィットハイブリッド ハイブリッド専用シフトノブ

新型フィットハイブリッドでは、これまでのアシストタイプのハイブリッドシステム「HONDA IMA」(ホンダ・インテグレーテッド・モーター・アシスト・システム)から、スポーツハイブリッド「i-DCD」(インテリジェント デュアルクラッチ ドライブ)へと一新されている。

HONDA IMAとスポーツハイブリッド i-DCDは、1モーターハイブリッドという点しか共通部分が見当たらないほど、全く異なるシステムとなっている。

HONDA IMAは、1.3リッターエンジンに10kW(14ps)という小型のモーターを組み合わせたシンプルなもので、エンジンとモーターを切り離すクラッチも持っていなかったため、モーターのみの発進や厳密な意味でのEV走行が出来ないこともあり、ハイブリッドといえども燃費の向上はそれ程では無かった。

対するスポーツハイブリッドi-DCDは、ハイブリッドカーの重要パーツである走行用バッテリーを「ニッケル水素」から充放電性能に優れる「リチウムイオン」に変更したことにより、モーターの出力が「22kW」(29.5ps)に向上している。

エンジンもハイブリッド向けにチューニングされた1.5リッターエンジン(110ps)に変更され、モーターとエンジンのパワーを合計したシステム出力は最高出力「137ps」、最大トルクは「17.3kg-m」と1.7リッター級の動力性能を誇る。

カタログ値はトヨタのアクアを上回る新型フィットハイブリッド

新型フィットハイブリッド エンジンルーム

モーターの出力がそれほどではない1モーターハイブリッドであるためトランスミッションも必要となるが、トランスミッションはCVTからエンジンとモーターの切り離しも可能とする7速ツインクラッチミッションに変更。

HONDA IMAでは出来なかったモーターのみでの発進と厳密な意味でのEV走行を可能としたほか、低速域から高速域までどのスピード域でも高い伝達効率でタイヤを駆動することを可能とした。

その結果、フィットハイブリッドはアクアの燃費「35.4km/L」を上回る「36.4km/L」を実現している。ちなみに、36.4km/Lを達成したグレードは、燃料タンクの小型化やアルミボンネットの採用による軽量化などを行った“燃費スペシャル”であることも否めないのだが・・・。

また、フィットハイブリッドの主力グレードでは燃費が「33.6km/L」に落ちるものの、アクアも主力グレードでメーカーオプションを選んで車重が10kg増えると燃費が「33.0km/L」に落ちるため、カタログ上は「フィットハイブリッドの方がアクアより低燃費である」と認識して良いだろう。

今回のテストでは、フィットハイブリッドの売れ筋グレードであるFパッケージ(172万円、カタログ燃費33.6km/L)を起用した。

燃費テストは10月3日(水)の早朝から夕方に掛けて行った。テスト中の天候は晴天に恵まれ、最高気温は28度程度とこの時期にしては暑いコンディションであったが、エアコンの負担はそれほど大きくなかった。

なお、今回フィットハイブリッドの燃費テストを実施するにあたり、ライバルとなるアクアの実燃費と比較したかったのだが、8月に掲載したアクアの実燃費レポートについてはあまりの酷暑という条件下で行われた事、さらにテスト車が195幅の16インチタイヤを履く個体だったこともあり、フィットハイブリッドと燃費を比較するのはあまりに不公平と判断したため、アクアは15インチタイヤのグレード(Sグレード・カタログ燃費33.0km/L)で再度燃費テストを実施している。

燃費測定の基本ルール

新型フィットハイブリッド 走行イメージ

・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用

・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行

・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定

・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行

試乗ルート1「高速道路」

試乗ルート1「高速道路」

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。

道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

試乗ルート2「郊外路」

試乗ルート2「郊外路」

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。

道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

試乗ルート3「市街地」

試乗ルート3「市街地」

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。

平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。

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