マツダ 新型アテンザ クリーンディーゼル(XD・6速MT搭載モデル) 燃費レポート(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一
マツダ 新型アテンザ クリーンディーゼル(XD・6速MT搭載モデル) 燃費レポート
アテンザはミドルクラスの世界戦略車で、初代モデルは2002年に登場。昨年11月に発表された現行モデルは3代目となる。
新型アテンザは、CX-5に続いてマツダが掲げる「走る楽しさはそのままに、軽量化なども併せてクルマ全体で燃費を向上させる」というコンセプトのスカイアクティブ技術をフルに盛り込んだモデルだ。
新型アテンザの搭載エンジンは、圧縮比を13.0まで上げた(日本仕様)ことなどにより燃費とパワーを同時に向上させた2リッターと2.5リッターのガソリンエンジン(スカイアクティブ-G)と、CX-5に搭載以来、動力性能、静粛性、低コスト化といった多方面から「革命的」という声も多い2.2リッターディーゼルターボ(スカイアクティブ-D)の3種類。
燃費向上技術としては、アテンザには減速エネルギーをキャパシタ(瞬時にエネルギーを蓄えられ、効率的に使えるという特徴を持つ)に貯めて、エンジンの負担を減らし燃費と動力性能の向上に寄与する「i-ELOOP」も採用されている。
トランスミッションはメインとなる6速ATに加え、ディーゼルには6速MTも設定されており、今回のテストではその6速MTのディーゼルターボ搭載モデル(XD、302万6,000円)を起用した。
ちなみに、ボディタイプは今回のセダン以外にステーションワゴンも用意されている。通常、セダンとステーションワゴンでは、価格に20万円程度の差額があることが多いが、アテンザではどちらのボディタイプも同値段ということも見逃せないポイントの一つだろう。
テストは9月11日の早朝から実施。道路状況は比較的流れが良く、天候は曇り時々雨で、最高気温は28度程度であった。
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