欧州でも大人気!カテゴリー別だとブッチギリNo.1 「アウトランダーPHEV」人気の理由(1/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:阿部昌也
環境意識が高い国こそ、選ばれる「PHEV」
昨年6月、某国某車の試乗会のために、オランダの首都アムステルダムを訪れたときのこと。街中のあちこちに電気自動車やプラグインハイブリッド車のための充電ステーションが用意されていて、そこに三菱アウトランダーPHEVが当然のように停まっていることに驚かされた。
日本に戻って調べてみると、これは当然のシーンだった。同月のオランダの新車販売台数ランキングで、アウトランダーは堂々第2位に入っていたのだ。月によってはベストセラーの座に輝くこともあるとか。その多くはPHEVだという。
オランダは自転車が象徴しているように、ヨーロッパの中でも環境意識が高い国。その意識が、バッテリーだけで60.8㎞も走行可能で、電力を使い切っても2リッター直列4気筒エンジンが走行と充電をまかなってくれるというアウトランダーPHEVを選ばせたのだろう。
ちなみに充電式車両に話を限れば、もっとすごいデータもある。今年1~4月の欧州でのこのカテゴリーのランキングで、アウトランダーPHEVは2位の1.5倍もの差をつけてブッチギリの独走状態なのだ。
アメリカで売れている日本車はいくつかあるが、欧州で売れている日本車は珍しい。アウトランダーPHEVは数少ない例外なのである。
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