三菱 i-MiEV 試乗レポート/岡本幸一郎(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
ポイントはMグレードの設定と一充電走行距離の2割拡大
2009年7月に、まず法人向けに販売が開始されたi-MiEVは、翌2010年4月より個人向け販売が始まるとともに、価格が当初の459万9000円から398万円へと大幅に引き下げられた。
そして2011年7月、i-MiEVに大幅な改良が施された。重要なポイントを挙げると、従来よりもバッテリーの容量を小さくし、車両価格260万円という低価格を実現したMグレードの設定がひとつ。もうひとつは、従来モデルの延長上にあるGグレードについて、回生ブレーキの改良により一充電走行距離が約2割も拡大されたこと。しかも、カーナビや前席シートヒーターが標準装備されながら、車両価格が380万円に引き下げられている。
新型では、ドアミラーが大きくなり、シート表皮が植物由来素材とされて柄が一新されるなど内外装にも変更があった。
走りに関しては、従来のトラクションコントロールに換えて、横滑り防止装置のASC(アクティブスタビリティコントロール)が全車標準装備されたことにも注目だ。また、Gについては、専用のMiEVリモコンにより、タイマー充電、エアコンの遠隔操作、駆動用バッテリー残量表示などが可能な「MiEVリモートシステム」(6万3000円)を装備。
また内装をダークブラウンでコーディネートしたほか、インパネにソフト塗装を施し、ドアトリムに生地張りするなどして上質感を演出した「プレミアムインテリアパッケージ」(4万2000円)がメーカーオプションで用意(10月以降の生産車より装着可能)されたのもニュースだ。
この記事にコメントする