三菱 パジェロ ディーゼル 試乗レポート(4/4)
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- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田淳
今後残る三菱への課題
静粛性の高さにも感心した。車外にいると、ディーゼルエンジン特有の高圧ポンプ等の音は認められるが、車内は遮蔽された空間となり、ディーゼルの嫌味な部分をあまり感じない。むしろ、タイヤのパターンノイズなど、他の音が気になるほどだ。
また、改めて感じたのは、パジェロの走りのよさだ。本格的オフローダーゆえ、大きく重たいボディを持ちながら、オンロードをいたって軽快かつ快適に走れるのもパジェロの実力のひとつ。現代的SUVの乗り味を持っている。それに加え、燃費がよくて排ガスもクリーンという、ディーゼル・パジェロの復活を歓迎したい。
今後、三菱では、「ポスト新長期規制(平成21年10月より適用)」など、より厳しい規制への適合に向けて、さらに、排気ガス再循環装置や燃焼系などの開発を進めていくという。さらなる三菱の努力に期待するとともに、こうした優れたディーゼルが存在することを、広く知らせたいと思う。
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