三菱 eKスペース[e-Assist] 2015年モデル 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/4)

三菱 eKスペース[e-Assist] 2015年モデル 試乗レポート/渡辺陽一郎
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新型車デビューの後も地道に繰り返される「一部改良」の理由とは

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商品は内容にかかわらず、ライバル同士が互いに競争しながら進化している。進化の先を行く商品が好調に売れて、そうでない商品は売れ行きを落とす。

商品の中で、特に激しい競争を展開しているのがクルマだろう。人や荷物を乗せて移動するツールだから、比較される機能も幅広い。居住性、積載性、走行性能、乗り心地、さらに内外装のデザインまで比べられる。

クルマは環境負荷が大きく、交通事故も防がねばならない。マイナスの側面も多く、排出ガスの浄化機能や安全装備の充実も大切だ。高額商品で経済性が重視されるから、燃費の良さ、価格の安さも求められる。これらがすべて比較され、売れ行きを左右する。

そのためにクルマは、新型車として発売された後も細かな改良を行う。一般的に変更の規模が小さいと一部改良、規模が大きくなるとマイナーチェンジと呼ぶが、厳密な定義はない。トヨタ、日産、ホンダなどはこの2つの表現を使い分けるが、スズキは「一部仕様を変更」といった表現で、三菱は一部改良としている。

今回は目立たず話題になりにくいが、それでも大切な一部改良に焦点を当てたい。4月23日に実施された「三菱 eKスペース」「日産 デイズルークス」の一部改良だ。基本的な内容は同じだから、新型 eKスペースでその成果を見ていきたい。

一部改良で2015年度の新・エコカー減税にも適合

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変更点で最も注目されるのはエンジンの改良である。ノーマルエンジン搭載車は以前からアイドリングストップを装着しており、時速9kmまで速度が下がると、エンジンが停止した。

改良後はエンジン停止の速度を時速13kmに引き上げた。その分だけアイドリングストップしている時間が長く、2WDの場合、JC08モード燃費は従来の26km/Lから26.2km/Lに向上した。

「わずか0.2km/Lで何が変わるのか」と思うが、理由は2つある。

ひとつは発進と停止を繰り返す使い方では、時速13kmでエンジンを停止させれば、燃費数値以上の節約効果が期待できることだ。

2つ目はエコカー減税の対応。eKスペース・2WDの車両重量(920~940kg)で、JC08モード燃費が26.1km/Lに達すると、平成32年度燃費基準プラス10%を達成できる。従来の26km/Lでは、同基準は達成できてもプラス10%にならなかった。

三菱 eKスペース G(2015年モデル)[FF/ボディカラー:ショコラブラウンパール/ホワイトパール] 試乗レポート/渡辺陽一郎三菱 eKスペース G[e-Assist](2015年モデル)[FF/ボディカラー:ショコラブラウンパール/ホワイトパール] 試乗レポート/渡辺陽一郎

変更後は、平成32年度燃費基準プラス10%になったことで、自動車取得税の減税率が従来の60%から80%に向上。自動車重量税も従来は50%、変更後は75%になる。

この変更で節約できる税額は「eKスペース G・e-アシスト」の場合で、自動車取得税が7300円、自動車重量税が1900円、合計すれば9200円だ。

9200円の違いは多額なのか小額か。軽自動車では、ライバル同士で購入条件を比べられ、買う車種が左右されることも多い。また値引き額も小型&普通車に比べると小額で、車両本体から10万円の値引きがあれば多い部類に入る。だから減税額の9200円も大切なのだ。

ちなみに減税の効果により、購入時に納める自動車取得税と同重量税の合計額は、eKスペース G・e-アシストの場合で6600円と安い。車両価格は変更前と同じ144万7200円だから、燃費向上と減税率の拡大分だけ、ユーザーの負担が軽減された。

[ターボモデルも進化を遂げた・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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