三菱「アウトランダー」の新型と旧型を比較してみた(1/5)

三菱「アウトランダー」の新型と旧型を比較してみた
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今日の三菱を代表するSUVの新型と旧型を徹底比較!

三菱 旧型アウトランダー進化度数の基準

三菱はSUVが得意なメーカーだ。1982年に登場した初代「パジェロ」は、作業車だった4WDの流れを変えて、一般ユーザーに幅広く販売されるSUVの登場を促進させた。

今日の三菱を代表するSUVは「アウトランダー」。前輪駆動をベースにしながら4WDの走破力が高く、居住性や積載性も優れている。

エンジンと駆動方式は、直列4気筒の2リッターが2WD、2.4リッターが4WDで、これに後輪をモーターで駆動する4WDを備えたPHEVが加わる。

この中で最も注目されるのはPHEVだ。充電も可能なプラグインハイブリッドで、駆動用リチウムイオン電池の総電力量は12kWhに達する。エンジンを搭載しない日産の電気自動車「リーフ」が24kWhだから、ハイブリッドでは容量が大きい。充電された電気で走れる距離は、新型であればJC08モード走行で60.8km(プレミアムパッケージは60.2km)になる。

またエンジンを搭載したプラグインハイブリッドでありながら急速充電器にも対応した。外出先で短時間の充電を行い、モーター駆動で走れる距離を簡単に伸ばせる。

このアウトランダーが2015年6月18日に規模の大きなマイナーチェンジを受けたので、新旧比較を行ってみたい。

今回、「アウトランダー」も分かりやすい進化度数の基準として採点表を設定し、劇的な変化から、これまで「何となく変わったかも」程度だった違いまで、進化の度合いを徹底的に比べ、採点していく。

ボディスタイル&サイズ

三菱 新型アウトランダーPHEV三菱 旧型アウトランダー

アウトランダーのマイナーチェンジではさまざまな部分が変更を受けたが、特に大きく変わったのがフロントマスクだ。旧型に比べるとヘッドランプが鋭角的にデザインされ、下側のグリルはバンパーが左右から中央に向けて張り出したように見える。「ダイナミックシールド」と名付けられ、レクサスの「スピンドルグリル」に似た形状だ。

ダイナミックシールドのフロント形状は、これから登場する三菱車に幅広く採用される。レクサスやマツダ車と同様、ブランドの統一的な表現だ。

新旧のデザイン評価は見た人によって異なるが、旧型の顔立ちは「日本で売れるか否か」といえば明らかに後者だった。シトロエン風の柔和な表情はSUVでは個性があり、「怒り顔」に迎合しない姿勢は立派ともいえたが、販売台数は伸び悩んだ。

また先代型の初代アウトランダーは鋭角的でスポーティーな顔立ちだったから、先ごろのマイナーチェンジで従来路線に戻ったとも受け取られる。

ボディサイズは新型の全長が4695mmになり、旧型に比べると40mm伸びた。全幅に変更はなく、ノーマルエンジンが1810mm、PHEVは1800mmだ。SUVとしては適度なサイズに抑えた。

運転席に座ると、旧型と同様にボンネットが良く見えて、側方や後方の視界もSUVでは優れた部類に入る。最小回転半径は5.3mだから、このサイズのSUVでは運転がしやすい。

進化度数:7点/10点(大幅に進化した)

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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