安っぽさは消えた!!三菱 新型「ミラージュ」を生産国タイで速攻試乗!(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:三菱自動車工業株式会社
「三菱 ミラージュ」がマイナーチェンジで質感を大幅に向上!
タイのモーターショーに行ったら「間もなく日本でも発売されるミラージュのマイナーチェンジモデルが用意できます」というので早速試乗を申し込んだ。
御存知の方も多いだろうけれど、日本に於けるミラージュの販売台数は好調と言えないまま推移している。本来なら売れ筋になっておかしくないコンパクトカーながら、直近の月販平均は300台前後といった感じ。
人気が出ない理由はいくつか挙げられる。
そもそも三菱自動車のブランドイメージが極端に薄くなっており、普通の人だとショッピングリストにあがってこない。
二つ目に質感。いわゆる「シボ」と呼ばれる樹脂内装材の色合いなのかプラスチッキーに見えたり、給油口の内側の塗装を省いたりしており、いかに安っぽい。給油口、今やスタンドもセルフなので皆さん気づく。
そして地味すぎるデザイン。ミラージュはタイの『ECOカー』というカテゴリーに属し、優遇税制の対象になっている。日産マーチもそうなのだけれど、コストを追求しすぎた結果、安っぽく見えてしまう。
質感の低さはタイでも不評らしく、マイナーチェンジを機にヴィッツやフィットに負けないよう大きく見直したのだという。
エクステリアは「ベーシックカーっぽさ」が消えた
なるほどメッキ、のフロントグリルにしてきた。
実車を見ると「いかにもベーシックカー」というイメージだった前期型とけっこう印象が違う。「カッコ良い!」と積極的に言えるレベルにこそなっていないものの、デザインで足を引っ張られることはなくなったと思う。
本来なら欧州コンパクトカーの如くスポーツグレードでも存在すれば大幅にイメージアップするのに。元気な頃の三菱だったらラリーカーのベースなんか作っただろう。
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