ランエボ ファイナルエディション 試乗レポート ～“最後のランエボ”の実力を試す！～(3/5)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：島村栄二
このエンジン、やっと実力見えてきた？
最後のランエボに手を加えたのは主にエンジンだ。高回転／高負荷域での燃料冷却を抑え、出力向上が可能になるナトリウム封入バルブにより、13馬力アップの313馬力になっている。
カタログスペックを見た時は「13馬力なんて大差ないでしょ」と思ったけれど、乗って「あらま！」。高回転域の頭打ち感がけっこう違う。
300馬力仕様だと3速か4速かで迷うようなコーナーをクリアする場合、ファイナルエディションなら迷わず3速を選ぶというイメージ。
絶対的な出力で13馬力なのかもしれないが、エンジン特性からして奥行きが出た感じ。自分でも驚いたくらいの特性差あります。このエンジン、絶版という時になり、やっと実力見えてきた？
というか、現役バリバリの性能を持つクルマが絶版になるなんて不思議でならない。ここまで高い完成度を持つスポーツモデル、世界中探したって両手の数ほどないと思う。
ファイナルエディションを買った人は大切に乗って欲しい。楽しい走りの雰囲気は写真でお察しください。これぞ人馬一体の走りであります。
[レポート：国沢光宏 ／ Photo：島村栄二]
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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