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新型車解説 2007/10/1 10:47

三菱 ランサーエボリューションX 新型車解説

三菱 ランサーエボリューションX 新型車解説

ランエボがフルモデルチェンジ!ランサーエボリューションX誕生!

イメージ1

三菱を代表する高性能セダン『ランサーエボリューション』がフルモデルチェンジを遂げた。1992年の初代ランサーエボリューション以降、ラリーフィールドでの活躍など、ハイパフォーマンス4WDとしての地位を確立し、“ランエボ”または“エボ”の通称で人気を集めてきた。10代目を意味する『ランサー エボリューションX(テン)』の名を与えられた新型ランエボは、プラットフォーム・エンジン・デザインを含めた全てを一新。さらに新開発のトランスミッション「Twin Clutch SST」や車両運動統合システム「S-AWC」などの新技術を搭載し、これまで培った高い走行性能を進化させるとともに、誰もが楽しめるクルマとして登場した。

ハイパフォーマンスを迫力のデザインで表現

ヘッドライト

世代としては第4世代に突入した新型ランサーエボリューションXのベースとなるのは、先に発売され国外でランサーとして販売されるギャラン フォルティス。先代IXと比較して+30mmワイドトレッド化された安定感のあるロー&ワイドボディには、風洞実験を徹底的に行ったエアロパーツが組み合わされ、スタイリッシュかつ迫力のあるエクステリアデザインを構成。新しい三菱セダンのアイデンティティである逆スラントノーズ+台形グリルのフロントマスクには、開口面積の拡大やダクトが設置され、高い冷却性能と空力性能を確保したと同時に、走りの存在感を感じさせる。

フロントスタイリングリアスタイリングフロントビューリアビューサイドビュー
軽量アルミフードフロントイメージリアイメージ大口径デュアルテールパイプ

軽量化・低重心化を狙い、ルーフをはじめ、エンジンフード、フロントフェンダー、リアスポイラー(骨格部)などにアルミ素材を採用。エンジンフードとフロントフェンダーには、エアアウトレットが設置され、フード上に設けられたターボチャージャー冷却用のエアスクープとともに、外観のアクセントとなっている。「GSR」に標準装備となる大型リアスポイラーは、車体上面の空気の流れにあわせ、中央部と両端部で迎え角を変えるねじれ形状を採用している。

リアバンパー下部はディフューザー形状を採用し、床下の空気を効率よく排出させるとともに、リアフォルムを際立たせる。車両床下の空気の流れも考慮され、空力特性と駆動系の冷却が図られている。

ドライビングへの集中力を高めるインテリア

インテリアは、ドライビングへの集中力を高める機能性・操作性を重視しながら、新世代スポーツセダンに相応しい質感と快適性を追求。ブラックを基調としながら、操作部にシルバー色のアクセントを配すことにより、スポーティ感と精密感が表現されている。スムーズな操作感にこだわり、本革巻ステアリングホイールは小径タイプを採用。ハイコントラストメーターを採用したメーターパネルには、燃料残量やオドメーター等のほか、Twin Clutch SSTのモード表示や、S-AWC作動状況などの様々な車両状況を表示するマルチインフォメーションディスプレイが設けられる。

前席には、RECARO(レカロ)社製フルバケットシートを採用。ホールド性、長時間運転時の負担軽減に加えて、サイドエアバッグ(オプション)への対応や乗降性・着座フィーリングにも配慮して新開発された。また、本革+グランリュクスのレザーコンビネーションシート、ソフトレザーをあしらったドアトリムなどを採用した「レザーコンビネーションインテリアパッケージ」も設定されている。

インテリアフロントシートリアシートトランクインパネ

よりトルクフルになった新開発のターボエンジンを搭載

4B11 MIVECツインスクロールターボエンジンタイヤ&アルミホイール

エンジンは、ギャランフォルティス搭載の4B11型 2リッター DOHC 16バルブ 4気筒MIVECエンジンにターボチャージャーを組み合わせた新開発ターボエンジンを搭載。従来の4G63型に比べ、全域で高出力化、最大トルクのアップ(422N・m[43.0kg-m]/3,500rpm)、レスポンスを向上。アルミダイキャスト製のシリンダブロック、ヘッドカバーなどを採用し、4G63型に比べて-12kgの軽量化を実現。後方排気レイアウトとしたことにより、エンジンの高さがランエボIXに比べて-10mm下げて設置され、低重心化が図られている。

プラットフォームの一新により、ボディ剛性は、ランエボIXに比べて、曲げ剛性約60%・ねじり剛性約40%向上。ワイドトレッド化・ロングホイールベース化により、走行安定性や操縦安定性、衝突安全性とともに、乗り心地の向上や騒音の低減もなされた。また、フロントオーバーハングの短縮(IX MR比-20mm)、バッテリーのトランクルームへの移設等による前後重量配分の改良で、ハンドリングの基本性能を高めた。

従来と同じくフロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式を採用するサスペンションは、ワイドトレッド化や18インチタイヤを含めサスペンションレイアウトを一新。サスペンションジオメトリーの最適化、各部品の取り付け部を高剛性化することにより、4輪を確実に接地させ、直進安定性・旋回性能を向上させた。

ツインクラッチSST&S-AWCで誰もがランエボを楽しめる

ツインクラッチSST
S-AWC ステアリングスイッチS-AWC コンソールスイッチ

新型ランサーエボリューションXの大きなトピックといえるのが、「GSR」に設定されるクラッチペダル操作が不要の6速自動マニュアルトランスミッション「Twin Clutch SST」だ。奇数段と偶数段の2系統のクラッチを交互に切り換えることや、エンジン側との強調制御により、トルクの途切れ感のない“気持ちの良い加速フィーリング”を実現する。トルクコンバーターでなくクラッチで動力伝達するため、動力損失の効率に優れ、高い燃費性能も実現する。Twin Clutch SSTには、オートマ感覚で運転できる「オートシフト」と、パドルシフトなどによりマニュアル感覚でシフト操作できる「マニュアルシフト」を設定。シフトレバー脇のスイッチで、変速タイミングやアクセルレスポンスが異なる「Normal」「Sport」「S-Sport」の3つのモードが選択でき、幅広い走行シーンへの対応が可能。

また、従来のランサーエボリューションシリーズに搭載の「ACD」「AYC」「スポーツABS」に「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」を追加した三菱自動車独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」も大きな特徴({GSR」に標準装備)。乾いた路面を想定した「TARMAC(ターマック)」、濡れた路面や未舗装路を想定した「GRAVEL(グラベル)」、雪道を想定した「SNOW(スノー)」の3つの制御モードが設定でき、路面状況に応じて、4輪の駆動力、制動力を高度にコントロールし、通常走行から緊急回避時まで様々な走行状況で駆動性能、旋回性、安定性を向上させ、ドライバーの操作に忠実な安定した車両挙動を実現する。

歴代モデルで証明されるハイパフォーンスに磨きをかけただけでなく、それを誰もが楽しく・安全に感じることが可能になった最新ランエボ「ランサーエボリューションX」。たぶんこの先、“エボテン(エボ10)”の通称で、ランサーエボリューションの名に新たな歴史を刻んでいくことになるだろう。

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