【発表会】三菱自動車、「パイクスピークレース」参戦3年目にしてクラス別1・2位を獲得!

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【発表会】三菱自動車、「パイクスピークレース」参戦3年目にしてクラス別1・2位を獲得!
レースの様子 参戦車両「MiEV Evolution 3」 参戦車両「MiEV Evolution 3」 クラス別優勝のトロフィ クラス別準優勝のトロフィ 風洞モデルと増岡選手のヘルメット パイクスピーク・ヒルクライムの模様を写した写真 パイクスピーク・ヒルクライムの模様を写した写真 パイクスピーク・ヒルクライムの模様を写した写真 パイクスピーク・ヒルクライムの模様を写した写真 三菱自動車 岡本金典 EVビジネス本部長 画像ギャラリーはこちら

三菱自動車工業は、一昨年、昨年に続き3回目の出場となった、アメリカ コロラド州で開催された「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2014」(開催期間:6月23日~29日)の電気自動車改造クラスにて見事クラス別初優勝を果たし、7月3日(木)に、東京 田町にある同社本社にてその報告会を行った。

レースの様子
クラス別優勝のトロフィ参戦車両「MiEV Evolution 3」

今年で92回目を迎えたパイクスピークは、「インディアナポリス500マイルレース」に次ぐ歴史あるレース。走行距離は約20kmで、スタート地点は標高2800mm(およそ富士山の8合目辺り)、ゴール地点の標高は4301mmと、別名を「雲へ向かうレース」ともいわれている。

今年は2輪・4輪併せて135台(4輪部門では70台)が参加。その内、電気自動車カテゴリーでは7台が出場し、三菱からは昨年に引き続き、監督兼ドライバーとして増岡浩選手と、過去2輪部門では優勝経験もあるグレッグ・トレーシー選手の2名体制で参加。

参戦3年目の今年は、昨年の2位・3位という結果の雪辱を見事果たし、グレッグ・トレーシー選手が9分08秒188のタイムでクラス優勝、増岡選手は9分12秒204でクラス2位を記録した。

監督兼ドライバーの増岡浩選手
クラス別準優勝のトロフィ

増岡選手は会見で、「念願の3年目の参戦で、目標のEVクラス優勝を成し遂げることが出来ました。これもひとえに皆様方、また、沢山のパートナー・企業スポンサーの皆様のおかげです。」と感謝のあいさつを述べ、レースを振り返っては、「4つに分けられた区間のうち、最初の2つではガソリン車が速かったが、空気の薄くなる後半は、私達のEVの方が速かった。あと1km、あと500mコースが長かったら、総合優勝できたかもしれない」と悔しさもにじませた。

それでも、「私達はこの経験を市販車に結びつけるのが大きな仕事。レースは限界を極めるが、あくまでも私達が販売するのはお客様用のクルマ。お客様目線で、雨や雪、ラフロード、滑りやすい路面でも確実に走れるクルマを作っていく。エンジン車とは違い、EVはレスポンスが違うトルクもある。そうするとエンジン車とは違う制御が必要となる。レースを通じてたくさんのことを学んだので、これを開発の糧にすべく邁進していく」とコメントした。

風洞モデルと増岡選手のヘルメット
三菱自動車 岡本金典 EVビジネス本部長

来年パイクスピークの参戦については、同社では元々3年を目処に活動しており、来期以降の参戦は未定とのこと。それでも、同会見に出席した三菱自動車 岡本金典 EVビジネス本部長は、「今後は、来月アウトランダーPHEVで参戦する『アジアン・クロスカントリーラリー』を含め、EVでのモータースポーツへの関与は積極的に続けていく」と前向きにコメントしている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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