実はフランス車のような快適な乗り心地・座り心地!?乗ってみると分かる三菱 「eKワゴン」&「eKカスタム」試乗レポート(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
業販店との繋がりが不可欠
このように軽自動車は販売が好調だが、それだけに競争も激しい。
特に軽自動車は公共の交通機関を使いにくい地域で普及しており、佐賀県、鳥取県、島根県などは、10世帯当たりの普及台数が10台を超える。逆に東京都は1.2台、神奈川県は2.2台だ。
軽自動車が好調に売れる地域では、業販店と呼ばれる小規模の店舗が普及しており、複数のメーカーを扱うことが多い。そのために軽自動車を数多く売るには、メーカーと業販店の結び付きが不可欠だ。
こういった事情により、2015年1~11月の統計を見ると、軽自動車市場に占めるメーカー別の新車販売シェアは、ダイハツ:32%、スズキ:30%、ホンダ:18%、日産:11%、三菱:3%となる。ダイハツとスズキだけで60%を上まわり、N-BOXから勢いを高めたホンダも加えると80%だ。
この内、ダイハツとスズキは業販店とのパイプが太く、ホンダは都市部を中心に、トヨタ(4系列)を除くと最大規模になる全国の2200店舗で販売している。
という具合に、軽自動車はダイハツ/スズキ/ホンダの御三家が台頭しているが、三菱と日産にも目を向けたい。前述の売れ筋御三家とは違う味わいがあるからだ。
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