三菱 新型エクリプスクロス・新型アウトランダーPHEV雪上試乗|三菱の魂を受け継いだ最新車両を北の大地で試す!(4/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:三菱自動車工業・オートックワン編集部
アウトランダーPHEVの改良モデルがジュネーブショー2018で世界初披露予定
最後に、アウトランダーPHEVについては、今後の動向について気になる情報を得た。
2018年3月に開催されるジュネーブモーターショー2018では、PHEVが初のハードウエアの改良を行う新システムとツインモーターS-AWCを進化させたバージョンが世界で初披露されるという。
■参考:三菱自、アウトランダーPHEVのマイナーチェンジモデルを世界初公開【ジュネーブショー2018】
ハイライトが多すぎて、ここでは書き尽くせないのだが、外観以上に中身は劇的に変わっていくようだ。
エンジンは現行の2Lから新型2.4Lのアトキンソンサイクルに排気量をアップ。力を発揮する回転域を低く抑えることで、効率良く静かな発電に期待がもてる。また、ジェネレーターの最大出力は10%アップ、リヤモーターは最大出力+10kW、新採用の駆動用バッテリーは容量が+15%、出力が+10%アップさせることでEV走行領域を拡大。最高速度は120km/hから135km/hに高められている。
それ以外にも、足回りはストラットやショックアブソーバーのサイズアップ、走りの質感を高める構造用接着剤を用いたボディ剛性を強化して、走りの質感の向上を狙っている。ツインモーター4WDのS-AWCについては、新たに「SPORT」と「SNOW」の2つのドライビングモードを追加。モーターのレスポンスを前後で自由自在に制御して、それぞれの路面や走行状況に適した走りを提供してくれるようだ。
世界ではBMW X5などのプレミアムメーカーと肩を並べるアウトランダーPHEV。この市場をリードするプラグインハイブリッドSUVとしての意地をどう見せつけてくれるのか楽しみだ。
[Text:藤島 知子/Photo:三菱自動車工業・オートックワン編集部]
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