冬のアクティビティとデリカ D:5を遊びつくす!“DELICA D:5 PLAY THE NATURE!TOUR 2017”イベントレポート(4/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
メインイベントの雪上試乗はクローズドコースで初心者も安心
そして今回、メインイベントの一つとなるデリカ D:5とパジェロの2車種のユーザー雪上試乗が実施されました。
試乗コースはoutside BASE内に作られた特設コースで、1周をゆっくり回っておよそ5~10分程度。コースはクローズドですので、人やクルマが出てくる心配も無いので、雪上初心者も安心です。
筆者も試しにD:5とパジェロの両方へ試乗させてもらいました。本格的な4WDのパジェロの走破性の高さはわかるのですが、もう一台のデリカ D:5もスタックするようなそぶりを見せることもなく、あっさりと積雪路を走破してしまったことには驚きました。
参加者の皆さんには「思いっきり楽しんでもらいたい」
また、竹岡さんにも今回の同乗試乗に関してお聞きすると、
「こういうシチュエーションって、最近は除雪も進んでいるので中々体験できないですよね。だからこそ、せっかく来たのですから“思い切って楽しんでもらいたい”ですよね。
愛車をぶつけてしまうことはとても悲しいので、その前に経験として、木を避けても根っこが出ているところがあるとか、新雪が被っているけど実はその中に氷の塊があるので慎重に走るとか、そういったテクニックを皆さんに学んでいただいて持ち帰ってもらい、雪道ドライブを楽しんでいただきたいなというのが一番です。実際には皆さん、楽しそうに走っていましたけどね。
今日、私はデリカ D:5に同乗試乗したんですけど、2WDで横滑り防止装置のあり・なしと、4WDにした状態をそれぞれ体験してもらいました。
2WDでアクセルをガバッと踏むと、ホイールスピンしちゃうじゃないですか。で、横滑り防止装置をオンにしても出力が低下しちゃう。そして4WDにすると、安定して走行出来るので、皆さん“やっぱり4WDって凄いんだね”と改めて分かってもらえました」
質実剛健なデリカ D:5は“やんちゃ志向”なお父さんにおススメ
最後に、東京から北軽井沢まで長距離を往復したデリカ D:5についての試乗レビューをご紹介します。
お借りしたデリカ D:5は2.2Lクリーンディーゼルエンジンを搭載したROADEST。まず都内を走らせた印象としては、とにかく直進安定性の高さが光ります。
試乗当日の都内は、春一番が吹き荒れてかなりの強風だったのですが、橋の上などで他社のミニバンがフラつくなか、デリカ D:5はミニバンでありながらもビシッと真っ直ぐに走ってくれる様は、まるでSUVに乗っているかのような錯覚を何度も覚えて、運転していてとても頼もしく感じます。
燃費も思っていたよりもかなり良く、渋滞時でも9.2km/L、市街地を快適に走行すると10.5km/Lと中々良い値を記録。
トルクもあるので、信号停止からの発進も快適で、エンジン音も発進時こそやや大きいものの、クルージングに入るとECOモードによりエンジン音も静かになって快適です。
ただ、一つだけ残念であったことは、信号停止でのアイドリング時の振動がかなり大きく、ステアリングやフロアシートを通してブルブルと身体に伝わってくること。これだけは、最後まで慣れることはありませんでした。
高速道路へ入ると、デリカ D:5の実力の高さを垣間見ることに。
トルクフルなクリーンディーゼルエンジンと、車体の剛性の高さによって前へ、前へと突き進んでいくので胸のすくような気持ちでドライブできます。また、料金所から少しやんちゃにエンジンを回してみたのですが、クルマのポテンシャルの高さにより、クルマが不安定になることも無くアクセル開度に合わせてきちんと応えてくれました。
デリカD:5は、いわゆるミニバンのネガな部分であるフラつきや車重の重さによるデメリットを一切感じさせることなく見事にクリアしている、高い走行性能を併せ持つミニバンであるといえるでしょう。
子供心を忘れていない、週末には家族でアウトドア・アクティビティを楽しみたい、でも実用性も捨てられないという “やんちゃ志向”かつ“堅実”なお父さんに、デリカ D:5はぜひお勧めしたいミニバンです。
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