三菱 デリカD5 新型車徹底解説

  • 筆者:
  • カメラマン:原田淳
三菱 デリカD5 新型車徹底解説
エクステリア デザインコンセプト フロントビュー リアビュー サイドビュー インテリア フロントシート セカンドシート サードシート ラゲッジ ヘッドライト 画像ギャラリーはこちら

新型デリカが遂に誕生!ネーミングは「デリカD:5」

デリカD:5

三菱デリカが待望のフルモデルチェンジ。新型デリカには、デリカブランドの5代目を意味する「デリカD:5(ディーファイブ)」というネーミングが与えられた。

開発テーマは、「ミニバンの優しさ」と「SUVの力強さ」の融合。歴代デリカで築き上げた「さまざまな走行環境下で、多くの乗員・荷物を安全に目的地まで運ぶ」という特長を発展させ、走行性能、ボディ構造、室内環境に到る全てを新設計することで、「走りのクオリティ」や「安心・安全」を向上。

3ナンバーボックスならではの“スペース・ユーティリティ”に、オンロード・オフロードいずれにおいても高い走行性能・走破性能を併せ持つモデルに生まれ変わった。

歴代デリカの伝統を受け継ぐスクエアボディ

エクステリア

デリカD:5のエクステリアは、一見して「デリカ」とわかる歴代デリカ伝統のグランドクリアランスの大きい、直線基調のスクエアなボディ。フロントグリルにはメッキグリルを横一文字に配し、ワイドで精悍な存在感のある表情となっている。大きな面とグラフィックの組み合わせにより、シンプルでありながら品質感を感じさせる。

ボディサイズは、全長4,730mm×全幅1,795mm×全高1,870mm。最低地上高はデリカスペースギアより20mm高く、アウトランダーと同じ数値となる210mm。また取り回しに配慮し、フロントコーナー部分を削ぎ落とした形状としたことで、力強いフェンダー処理・大径タイヤの装着と相まってオーバーハングの短く見える安定感のある佇まいとなっている。

フロント・リアバンパーには、スキッドプレートのイメージが採用され、SUVの力強さを表現。どっしりとした下半身はデリカD:5のオフロードでの走破性能の高さを予感させる。

デザインコンセプトフロントビューリアビューサイドビューヘッドライト

剛性感と安心感を感じさせるインテリア

インテリア

インテリアは、各ピラーからルーフガーニッシュにつながる環状骨格構成「リブボーンフレーム」を強調し、乗員を包み込むような立体的で剛性感を感じさせる安心感の高さを表現したデザインとなっている。

インストルメントパネルは、機能毎に力強い面構成のブロックとしてまとめた配置とすることで、あらゆる状況での確実な操作を可能としている。スピードメーターには機械式腕時計を思わせる精密感のあるデザインが採用されている。助手席前には上下2段式の保冷、保温機能付き大容量ボックスを設定。上下の仕切りを取り外すと2Lのペットボトル2本収納できるという大きさ。

室内高はデリカスペースギアに対し、約100mm増大。車内での移動がより楽に行えるようになった。セカンドシート助手席側には、1回のレバー操作でサードシートに乗り込みやすい状態になる、ウォークン&チップアップ機構を採用。サードシートには左右独立の340mmロングスライド、横跳ね上げ機構が採用され、乗員着座時の居住空間と荷室積載時の積載容量の確保が両立されている。スライドドアには全モデルに半ドアを防止するイージクローザーを標準装備。「G-Premium」には両側電動スライドドア(「G-Power package」「G-Navi package」はメーカーオプション)、「G-Power package」には助手席電動スライドドア(「M」「G」はメーカーオプション)が設定される。

フロントシートセカンドシートサードシートラゲッジメーター

SUV並みのオフロード走行・悪路走破性を実現

エンジンシフトノブ

エンジンは、アウトランダーにも採用している吸排気連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)付きアルミダイキャスト製シリンダブロックの2.4リッター DOHC 16バルブ 4気筒エンジンをデリカD:5用に改良して搭載。平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)と平成22年燃費基準+10%レベルを達成し、グリーン税制に適合。

ミッションは6速CVT(スポーツモード付)を採用。ステアリングから手を離すことなくスポーティな変速操作を可能とするパドルシフトを採用した。

走行状況に応じて、前後輪へのトルク配分を適正にコントロールする電子制御4WDを全車に採用。インストルメントパネル中央にあるドライブモードセレクター(ダイヤル)によりドライバーの意志で3つの走行モード(2WD、4WDオート、4WDロック)の切り替えを可能とした。

フロントサスペンションにはアウトランダーと同等のマクファーソンストラット式サスペンションを採用、デリカスペースギアに比べトレッドは10mm拡大された。リアサスペンションは、デリカスペースギアのリジット式から左右独立懸架式のトレーリングアーム式に変更。操縦安定性と乗り心地を大幅に向上させている。

また急なハンドル操作や滑りやすい路面での車両の横滑りを抑制するスタビリティコントロール機能と、滑りやすい路面での発進加速時のホイールスピンを抑制するトラクションコントロール機能を備えたASC(アクティブスタビリティコントロール)を全車に標準装備。ブレーキ・エンジン・CVT・電子制御4WDを統合制御することにより車両の安定性を向上。高いオフロード走行・悪路走破性を実現している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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