MINI 新型 ミニクロスオーバー・ミニペースマン「ディーゼル」試乗レポート/藤島知子(2/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:阿部昌也
ミニクロスオーバー、マイナーチェンジの変更点とは
先ずは、趣味に遊びにファミリーユースにとMINIの可能性を拡げた5ドアの「ミニクロスオーバー」を注目してみる。
グレード構成は1.6リッター NAのガソリン・エンジンを搭載したベーシックな『MINI One(ワン) Crossover』(98馬力版)と『Cooper(クーパー) Crossover』(122馬力版)のほかに、『Cooper D(クーパー ディー) Crossover』と『Cooper SD(クーパー エスディー) Crossover』に2リッターターボ・ディーゼル・エンジンを新たに搭載した。
しかもディーゼル・エンジンは出力違いで2つのタイプが用意される。112馬力の『Cooper D』はFFとALL4(4WD)。出力を高めた143馬力の『Cooper SD』はFFのみで、従来のガソリン・エンジンのCooper Sと置き換わる形でディーゼル・エンジンを搭載してきた。ちなみに、ハイスペックな『JCW』(John Cooper Works)仕様は1.6リッターターボ・ガソリン・エンジンのみが設定される。ちなみに、ディーゼル仕様は全て6ATのみが組み合わされており、現段階ではMT仕様の設定はない。
新色「ジャングル・グリーン」とブラック仕立ての外装でMINIの新たな一面を発揮
マイナーチェンジを果たしたMINI クロスオーバーのエクステリアの変更点は、フロント周りはラジエーターグリルを水平に横切るバーのデザインが刷新され、白色の光を放つバイキセノン・ヘッドライトと相性が良いLEDフォグランプが新装備として採用された。
また、ALL4にはアンダーガードを彷彿とさせるフィニッシャーを標準装備。これはFFモデルでも選択できるそうだが、クロスオーバーの頼もしいキャラを引き立てるアイテムとなりそうだ。バックドアにはPACEMANがそうであったように、クロームメッキで『CROSSOVER』の文字が大胆に描かれている。
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