MINI PACEMAN(ミニ ペースマン) 試乗レポート/こもだきよし(1/3)
- 筆者: 菰田 潔
- カメラマン:和田清志
MINI 7番目のラインナップは"オトナの"4座クーペ
ハッチバック(R56)、コンバーティブル(R57)、クラブマン(R55)、クロスオーバー(R60)、クーペ(R58)、ロードスター(R59)に続いて7番目のMINIとして登場したのがミニ ペースマン(MINI PACEMAN)。型式はR61と呼ばれる。
ちょっと大きい4ドアのMINIとして存在感を示す「ミニ クロスオーバー」がミニ ペースマンのベースになっている。いってみればクロスオーバーのクーペ的な存在だ。全体のシルエットとしてはクロスオーバーを踏襲しているが、ルーフラインは後ろに向かって握りこぶし1個分低くなっていく。そしてウエストラインは後方に向かってせり上がってくるから、後ろが絞られたクーペ的なイメージを創りあげている。
テールに表記された車名はミニ史上初!
CooperSでサイズを比べると、全長x全幅x全高(mm)はミニ ペースマンが4125x1785x1530mmで、ミニ クロスオーバーの4120x1790x1550mmとほぼ同じだが、後ろにいくに従いルーフが低くなっているせいか、数値差以上に低く見える。
2ドアになった分だけ車重は軽くなっているかと思ったが、実際にはクロスオーバーと同じ1370kg(MT)である。
ミニ ペースマンのテールランプは、丸い形状でMINIらしさを表現している。さすがに7番目となるとその識別を簡単にするためか、リヤハッチの真ん中には”PACEMAN”の文字が飾られる。MINIでは初のことだという。エモーショナルなデザインのミニ ペースマンだが、この文字によりクラシックなイメージも感じて不思議な雰囲気を創り出す。
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