MINI それは触れるたびにワクワクさせてくれる存在(1/2)

近年好調なMINIをあらためて振り返り

輸入車市場は2017年度(4月~2018年3月)では、3年連続プラスの前年度比1.7%増となる30万3920台と4年ぶりに大台を超え、国内新車販売に占める割合も過去最高の9.1%に達するなど活況を呈している。

ブランド別では、3年連続首位のメルセデス・ベンツに次いで2位にBMW、3位にフォルクスワーゲン、4位にアウディ、5位にMINIとドイツ勢が上位を独占。

中でも3年連続で世界販売台数を上積みし、日本においてもここ数年、対前年比1~2割増を続けてきたMINIは、2016年度の2万4917台が決してまぐれではなく、2017年度にもしっかり2万5566台を販売し、6位のボルボに1万台近くの差をつけての5位となり、4位のアウディにも3000台あまりにまで迫る勢いを見せた。ついでにお伝えすると、BMWとMINIを合計するとメルセデス・ベンツとスマートの合計をずっと上回ることにも念を押しておこう。

さて、一時期は7タイプにまで増えたMINIのバリエーションは、現在は5タイプに落ち着いているのはご存知のとおり。その中でも、クロスオーバーとクラブマンという全幅1800mm以上の大柄なMINI(笑)と、3ドアと5ドアのハッチバック、コンバーチブルという小柄なMINIに大別できるうち、今回は後者の小柄な3台についてあらためて振り返ってみたい。

使い勝手の良い5ドア、オリジナルを受け継ぐ3ドア

オリジナルMINIの血統を正当に受け継ぐのは、やはり3ドアのハッチバックが本命に違いない。

とはいえ複数台を所有することが難しい日本においてはなおのこと、5ドアの利便性は捨てがたい。そんな中で、MINIのデザインは好きだがもっと実用性の高いMINIが欲しいという声に応えるべく追加された5ドアハッチバックは、現在ではMINIのもっとも売れ筋となっている。

むろんもっと広い室内を求めるのであれば、前出の大柄なMINIを選ぶべきだろうが、逆にオリジナルMINIに近い雰囲気が好みで、ある程度の実用性があればよいという人は、この5ドアハッチバックに目を向けるべき。広さはそれなりとはいえ、このサイズを維持している点はむしろ魅力のひとつで、これだけ使えれば文句はない。

また、3ドアと5ドアではドア自体の長さも異なり、3ドアはけっこう長いので、横方向に余裕のない駐車場などでは若干不便に思うような場面も。そのため、ドアが多い利便性だけでなく、スーパーなどごく日常的な使い勝手においても、5ドアのほうが優れることには違いない。

個人的には、5ドアのほうが便利なことは承知の上で3ドアを選ぶ

3ドアと5ドアでは乗り味も微妙に異なる。これはどちらが良いor悪いという話ではなく、あくまで性格の違いとご理解いただいたほうがよい。

70mmのホイールベースの違いや、あるいは5ドアのほうが多人数を乗せて遠出する機会もあるであろうことに配慮してか、どちらもMINIらしいクイックなハンドリングを味わえながらも、その中で3ドアはよりキビキビした走りを楽しめるのに対し、5ドアはややマイルドな、高速道路を使った長距離ドライブにも向く印象となっている。それぞれクルマとしての性格に、より相応しく味付けされているわけだ。

スタイリングについては好みの分かれるところだろうが、個人的には3ドアのほうが好み。もしどちらかを買うとしたら、5ドアのほうが便利なことは承知の上で3ドアを選ぶだろうな、と思っている次第である。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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