カリフォルニアで楽しむ極上のオープンドライブ~ THE NEW MINI CONVERTIBLE(新型 ミニ コンバーチブル) 海外試乗レポート ~(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:ビーエムダブリュー
ミニ コンバーチブルが最も売れる国で、3世代目を試す贅沢
新型「ミニ(MINI) コンバーチブル」がデビューした。
MINIのオープンモデルのルーツは1959年に登場したクラシックMINIだが、BMWが手掛けるMINIコンバーチブルとしては今回で3代目だ。先代モデルよりもボディサイズが拡大し、全ての性能を底上げしたというこのモデル。米・カリフォルニア州のロサンゼルスで行われた国際試乗会に参加する貴重な機会を得ることができた。
というのも、世界販売に目を向けると、ここアメリカはMINI コンバーチブルが最も売れている市場だからだ。ちなみに、2位がイギリス、3位はドイツ、日本は4位にランクインされているのだという。
カリフォルニアの晴天の下、極上のオープンドライブを楽しむ
アメリカと聞くと、大排気量のマッスルカーが行き交っているイメージを浮かべるかも知れないが、実際にはアメリカは多民族国家であり、個々がクルマを選ぶ価値観は日本以上に多様化が進んでいて、小さなクルマを選ぶユーザーも少なくない。
それに、抜けるような晴天が続くカリフォルニアの気候からすれば、オープンドライブを満喫するには最高のシチュエーションといえるワケだし、コンバーチブルが売れるのも当然のことだ。
クラシック、だけどモダン
3代目のBMW MINIがベースとされているだけあって、MINIコンバーチブルのボディサイズは従来よりもボリュームが増し、全長が98mm、全幅は44mm、全高は1mm拡大。直立したフロントウィンドウに六角形のグリル、丸目のヘッドランプを備えるMINIならではのクラシカルなデザインは現代風にアレンジされ、長めのボンネットフードにゆったりとられたキャビンスペースをバランスさせたシルエットで描かれている。
最新世代のモデルとしての機能性も備わっており、LEDを用いたランプユニット、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする予防安全装備なども導入されていることも見逃せない。
[よりプレミアム度が増した新型・・・次ページへ続く]
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