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試乗レポート 2007/3/5 17:49

ミニ ミニクーパー & ミニクーパーS 試乗レポート

関連: ミニ ミニ Text: 竹岡 圭 Photo: 島村栄二
ミニ ミニクーパー & ミニクーパーS 試乗レポート

夜の都内を新型ミニで試乗!

2002年3月2日ミニの日に日本に上陸してから早や5年。モデルチェンジ直前の昨年はさておき、年々販売台数を伸ばしてきたという、超人気モデルニューミニ。単独車種だというのに、販売台数第4位に入る検討ぶりを見せたのはまだ記憶に新しいところである。1959年のクラシックミニの登場以来、ミニは嫌いなんていう人は見たことがないほど、どの時代のどんな人にもそのキュートなルックスが愛されてきたクルマなのだ。

そんなミニのこと、言ってみればニューニューミニとなる今モデルがどんなカタチで出てくるのかは、クルマ好きの方ならず興味津々だったところのハズ。しかし、なにもクルマだけにかかわらず、大ヒットモデルの後のフルモデルチェンジは非常に難しい。そんな状況でミニの出した選択は、かなりのキープコンセプトだった。キープコンセプトに留めた理由は、ミニの購入動機の第1位はなんといってもデザインだからとは、BMWの見解。現オーナーや、世間の期待を裏切らなかったということだけは間違いなさそうである。

力強く、イマドキに、機能的に進化したデザイン

パッと見、これってマイナーチェンジじゃないの?と言いたくなるくらい、まったく変わっていないように見える新型ミニ。しかしよく見るとルーフ以外はすべて変更されているのである。全長がクーパーで50mm、クーパーSで60mmほど長くなり、ボンネットも歩行者保護の観点から少々膨らんだ。ラジエーターグリルが2分割となり、ターンランプがヘッドランプに組み込み式となったので、ボンネットを開けたときもライトが残るようになったのも大きな変化である。リアも少々丸みを帯びてボリューム感が出ているし、リアコンビランプも大型化された。周りにあしらわれたクロームも太くなっている。全体的にちょっと肩が張った力強いデザインになったのだ。

インテリアも丸モチーフのデザインアイコンはそのままだが、ちょっと未来系に進化したような雰囲気。さらに大きくなったスピードメーターがまず目を惹くが、トグルスイッチがセンタークラスターとルーフ付近の2箇所に分けられたり、小物を置くスペースが増やされたりと、デザインとともに使い勝手も向上している。さらには、5色の色に変化する室内イルミネーション、カラーライティングシステムなども投入され、人によっては子供っぽくなったなんて声も聞こえるが、手っ取り早く言うと少々イマドキに機能性が進化した、未来系といったところなのだ。

中身は大きく進化!エンジンはすべて新開発!

キープコンセプトのデザインとはウラハラに、パワートレイン系はグッと変化した。エンジンはすべて新開発となり、NA&ターボともにパワーはもちろんのこと、燃費性能も向上が図られた。そしてクーパーSに搭載されていたスーパーチャージャーは、直噴ツインスクロールターボチャージャーへと大きな変更がなされたというビッグニュースまであるのだ。

ちなみにこのエンジン、プジョー207に搭載されているものとベースは同じである。開発の主導権を握っていたのはBMWで、設計図や調達部品は同じだが、組み立てはそれぞれ別の工場で行われている。組み合わされるトランスミッションはゲトラグ製のMTとアイシン製のAT。あのいまひとつ評判の悪かったCVTは廃止されたというワケだ。ちなみにATはプジョー 207と同じだが、スケジュールや味付けなどは異なっている。

で、今回試乗したのはクーパーのATとクーパーSのMT。夜の都内という限られたシチュエーションではあったものの、大きな進化はしっかりと感じられた。

一見同じようでいて、すべて進化してる

ちょっとおとなしく上品になってしまったクーパーだが、それではなんとなく物足りないという人には、クーパーSがオススメである。先代のクーパーに近い感覚のスポーティさを残したスポーツサスペンションが装着されているので「あぁこれはミニだわ」と納得できるハズだ。ちなみにクーパーSのターボエンジンはグッドな仕上がり。かなりの低回転域からジワリと過給が始まるイマドキターボなので、油断しているとターボかどうかわからないほど自然なフィーリングなのである。 MTのシフトノブも先代よりは握りやすい形状になったので、女性でもパキッとしたスポーツドライビングが味わえること請け合いである。

ユーティリティ面でもシートのリクライニングが使いやすくなったり、スイッチ類など操作系のすべてがスムーズになって、指からも進化が感じられる。一見同じようでいて、すべてが進化しているニューミニのフルモデルチェンジは、新しいオーナーは安心して購入でき、また既存オーナーに向けては、パッと見わからないモデルチェンジの中から、私だけは知っている相違ポイントを探すことができるという、エンスー心をくすぐる楽しみまで用意してきたのかもしれない。そう考えると、ものすごく詳細なマーケティングの中から、生まれてきた1台のような気がしてきた。

筆者: 竹岡 圭

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