BMW 新型ミニ5ドア(F55)海外試乗レポート/九島辰也(2/2)

BMW 新型ミニ5ドア(F55)海外試乗レポート/九島辰也
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ゴーカートフィールにしなやかさが加わったミニ5ドアの乗り味

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試乗車は、ガソリンエンジン搭載の「クーパーS」。言わずもがな、2リッター直4+ターボである。BMWテクノロジーのダブルVANOSカムシャフトコントロールが付いている。

昨年から、ミニのプレゼンテーションで“BMWテクノロジー”という言葉を頻繁に使うようになった。これまでは“英国”と“BMWテクノロジー”については封印していたはずなのだが、どうやら方向転換を図ったようである。すでに10年経ったし、そろそろ解禁といったところかもしれない。

それはともかく、最高出力192ps、最大トルク300Nmというユニットはこのストレッチされたカラダをガンガン走らせる。特にダラダラ続く上り坂では、太いトルクが余裕さえ感じさせる。よく例えられるが、まま2.5リッタークラスの自然吸気といったところだ。

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乗り心地に関して全体的な印象は「軽快なゴーカートフィール」というよりも「大人っぽいしなやかさ」を感じさせる。ホイールベースが伸びたことで、3ドアのように直接リアがバシッと追従するのではなく、しなりがそこに加わった。

確かに、開発陣によればリアまわりを大きく変更していると言う。ダンパーの減衰圧もそうだしバネレートもだ。だが、一概に“硬く”したとは言い切れない。

曰く、ゴーカートフィールを具現化するための数値目標はあるものの、最終的には人の感覚によるセッティングが行われる。なるほど、それがこのクルマのキャラクターを鑑みた上で反映されたのかもしれない。つまり、リアシートに座る人のことも考えられた仕上がりとなる。

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英国のカントリーロードは、お世辞にも道が良いとはいえない。それにレジデンスエリアにはバンプもあって、見過ごすとダン!という衝撃を受ける。

が、こいつは17インチのP−zeroを履いているわりには、それほど硬さを感じない。当然飛ばすとそのパフォーマンスを発揮するが、通常の走りの中ではコンパウンドのゴリッとしたところは表に出ない。となると、きっと16インチはもっと乗り味がいいに違いない。しなやかさのある足と相まって、相乗効果は高まりそうだ。

ところで、この5ドアに関しては現地で不思議な話を耳にした。“クラシックミニ”の時代に、そのプロジェクトは既にあったというのだ。しかも、実際日本向けに数台つくられたらしいのだ。それが、船で送っている間に大時化(しけ)にあい、すべて壊れてしまった・・・。

そんな証言を当時の従業員から聞き、写真も2枚だけ入手したとミニのスタッフが我々に話した。どこまで信じていいのかはわからないが、まんざらでもない気もする。都市伝説のような話なので、信じるか信じないかはアナタ次第!ではあるが。

前述のような逸話すら持つ新型ミニ5ドア。価格は3ドア+20万円くらいの予想。使い勝手の良さからして、日本でも大きく注目を集めるのは間違いないだろう。

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九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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