【速報・ジュネーブショー2012】遂に新型「Aクラス」デビュー!『メルセデス・ベンツ』画像ギャラリー
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ガラッと生まれ変わった! 新型「Aクラス」がデビュー
メルセデス・ベンツは、スイス・ジュネーブモーターショー2012会場で、3代目となる新型「Aクラス」を世界デビューさせた。
今度の新型 Aクラスは、独創的な背高パッケージングで構成された従来型Aクラスとはほとんど関連性はなく、VWゴルフなど強力なライバルを見据え、全く白紙の状態から生み出された。ローンチの際にはメルセデス自ら「A is for Attack」と声明するなど、攻めの姿勢が明確だ。
低くスポーティなフォルムでライバルを制する!
新型Aクラスのボディサイズは、全長x全幅x全高が4292x1780x1433mm[欧州値]。ちなみに先代の2代目モデルは3885x1765x1595mm[※日本仕様]。新型では随分と低く長くなり、イメージを一新した。参考までにフォルクスワーゲン ゴルフの数値は4210x1790x1485mm、BMW 1シリーズでは4335x1765x1440mmで、一転してライバルモデルとイッキに近づいたことが分かると同時に、先代モデルがかなり特異な寸法だったことも見て取れる。空気抵抗を表すCD値は0.26で、極めて優れた空力特性を誇る。
そのスタイリングやパッケージングからも分かるように、新型Aクラスが目指すのはダイナミズムとスポーツ。そのコンセプトに沿うかたちで、内外装もデザインされている。また「Urban(アーバン)」、「Style(スタイル)」、「AMG Sport(AMGスポーツ)」とパッケージオプションが設定される点は、同様の設定を用意するBMW 1シリーズ等を意識してのことだろう。
搭載されるパワートレインは、ガソリンエンジンが1.6リッターと2.0リッターの直噴ターボで、「A180」(115ps[90kW])、「A200」(156ps[115kW])、「A250」(211ps[155kW])が設定される。このほかディーゼル直噴ターボ 「A180 CDI」「A220 CDI」も用意される。組み合わされるトランスミッションは、標準が6速MT、オプションで「7G-DCT」デュアルクラッチオートマチックトランスミッションが搭載される。また全車にECOスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機構)が標準装備される。安全面では、アダプティブブレーキアシスト、レーダー式衝突警報システムなど、上級モデル並みの安全装備を設定する点がメルセデスらしい。
ジュネーブでワールドプレミアとなった新型Aクラス。欧州市場へのデリバリーは2012年9月頃を予定する。気になる日本でのデビュー時期や、日本導入モデルのラインナップなどは現時点では未定だ。コンパクトモデルが多くのシェアを占める日本の輸入車市場だけに、彼らにとっても大きなマーケットを期待しているはずで、早々の導入が期待される。
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