メルセデス・ベンツ 新型Sクラス 海外試乗レポート/木村好宏(1/2)
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- 筆者: 木村 好宏
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本/DAIMLER AG
先進性と威厳性の両方が巧みに融合された高級車らしいデザイン
さて、このベンツの旗艦が8年振りにフルモデルチェンジを受けた。
試乗会が行われたのは、珍しく欧州から遠く離れたカナダ、トロントであった。
自然光の下で初めて見る新しいSクラス(社内開発呼称W222)は、先代(同W221)と比べるとエクステリアのサーフェイス、そしてラインは柔らかく、有機的である。しかも先進性と威厳性の両方が巧みに融合された、高級車に好ましいデザインと言えよう。
また、インテリアもクラシックとモダーンが共存する新しいデザイン提案に満ちた空間に仕上がっている。Sクラスに要求される伝統と革新をベースに洗練と威厳を与え、そこからエモーションを生み出した今年44歳になる若きチーフデザイナー、ゴーデン・ワーゲナーの仕事ぶりは大いに評価されるべきだ。
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