メルセデスが新たに舵を切った“高級オープンカー”戦略、2000万円超の「Sクラス カブリオレ」など3モデルを発表

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メルセデスが新たに舵を切った“高級オープンカー”戦略、2000万円超の「Sクラス カブリオレ」など3モデルを発表
メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にてメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏 メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にてメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏 メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にてメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏 メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にてメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏 メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏(左)/写真家・篠山紀信氏(右) 画像ギャラリーはこちら

メルセデス・ベンツは3車種の新型オープンモデルを、東京・六本木にある「グランドハイアット東京」にて発表した。

今回披露されたのは、44年振りに復活となるラグジュアリー4シーターオープンモデル「Sクラス カブリオレ」、1954年の誕生から6代目となる最高級ロードスター「SL」、日本の街乗りに適したサイズのロードスター「SLC」の3車種。

メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にて
メルセデス・ベンツ「新型オープンモデル」発表会にてメルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏
メルセデス・ベンツ Sクラスカブリオレ(S 550 カブリオレ)

「Sクラス カブリオレ」は、1959年~1971年まで販売されていた“W111”から44年振りに復活するSクラスのオープンモデル。

SL、SLCでは「バリオルーフ」と呼ばれる電動リトラクタブルハードトップが採用されているが、Sクラス カブリオレではソフトトップを採用している点が特長の一つ。

約20秒で開閉することができ、50km/hまでであれば走行中でも動作可能なこの「アコースティック ソフトトップ」は、クローズ時にはクーペのような高い静粛性を実現する。

また、ルーフの開閉に伴う温度変化を感知することで自動的に設定に合わせた温度と風量をコントロールする「クライメートコントロール」を搭載。運転席、助手席と左右独立での設定が可能となっている。

ラインナップは、4.7リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載した「S 550 カブリオレ」(21,450,000円)、メルセデスAMG製5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンにAMG専用の四輪駆動“AMG 4MATIC”を搭載した「メルセデス AMG S 63 4MATICカブリオレ」(27,500,000円)、メルセデスAMG製6.0リッター V12ツインターボエンジンを搭載した「メルセデス AMG S 65 カブリオレ」(34,170,000円)の3グレード。

さらに、Sクラス カブリオレの発表を記念した「メルセデスAMG S63 4MATIC カブリオレ Edition 130」も今回、8台のみの限定車として発売される。

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メルセデス AMG SL 63
メルセデス AMG SL 63

1952年にレーシングカーとして誕生し、1954年に初代モデルを発売。メルセデスのオープンカーとして最も長い歴史を持ち、60年以上にわたってメルセデスブランドをけん引してきた「SL」も新型となった。

「Sport Leicht」(ドイツ語)の頭文字を取ったSLはその名の通り、新型においても「フルアルミニウムボディシェル」を持ち、軽量でありながらも高い剛性と最高レベルの安全性を確保、上質かつ俊敏な走りを実現している。

新型SLでは、新たに3.0リッターV6直噴ツインターボエンジンを搭載したモデルが追加(SL400)されており、クラストップレベルの動力性能と環境性能を両立。

また、SLでは初となる電子制御9速A/T「9 G-TRONIC」を採用しているほか、車体の動きを感知してコイルスプリングの作動を電子制御する「アクティブ・ボディ・コントロール サスペンション」へ、まるでバイクのようにコーナリング時に車両が内側に傾く「ダイナミックカーブ機能」を新たに追加搭載(SL400・SL550)。かつてない、爽快なコーナリングを体感することが出来るという。

ラインナップは、3.0リッターV6直噴ツインターボエンジンを搭載した「SL400」(12,650,000円)、4.7リッター V8直噴ツインターボエンジンを搭載した「SL550」(16,980,000円)、さらにトップパフォーマンスのAMGモデルとして、5.5リッターV8直噴ツインターボの「メルセデス AMG SL 63」(22,770,000円)と6.0リッターV12ツインターボの「メルセデス AMG SL65」(33,830,000円)の計4グレードが設定されている。

メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63
メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63メルセデス AMG SL 63
メルセデス AMG SLC 43
メルセデス AMG SLC 43

「SLC」は1996年に世界初の電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を備えたオープンカーとして脚光を浴びた「SLK」の後継モデル。

SLKは2011年から2014年までの4年間、日本国内におけるオープンカーでナンバー1の販売台数を誇るほど人気のモデル。1996年のデビューから20周年となる今年は、メルセデスのロードスターを表す「SL」と車格を表す「C」を組み合わせた車名「SLC」へと刷新された。

「SLC」はSLと同様、40km/hまで走行中においてのルーフ開閉動作が可能となっている。ルーフトップの透過率を瞬時に変更し、クリアモードとダークモードを自在に切り替えることができる「マジックスカイコントロール パノラミックバリオルーフ」はSLC 43に標準装備されており、SLC 200 Sportsにもオプションで設定することが出来る。

また、全てのライトにLEDを使用した「LEDパフォーマンスヘッドライト」をベースに、走行状況や天候に応じて最適なモードを自動で選択する「インテリジェントライトシステム」が採用されている。

SLCのラインナップは、1.6リッター直4直噴ターボエンジンの「SLC 180」(5,300,000円)、「SLC 180 Sports」(5,900,000円)、2.0リッター直4直噴ターボエンジンの「SLC 200 Sports」(6,850,000円)、3.0リッターV6直噴ツインターボエンジンの「メルセデス AMG SLC 43」が設定されている。

メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43
メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43メルセデス AMG SLC 43
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏(左)/写真家・篠山紀信氏(右)
メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長 上野金太郎氏(左)/写真家・篠山紀信氏(右)

会場には、自身の愛車もメルセデスという「篠山紀信」氏が、僅かな時間ながらスペシャルゲストとして呼ばれた。

メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長の上野氏が「今回発表させて頂いた新型オープンカーをご覧頂いて、如何でしょうか」と質問すると、篠山氏は

「いやー、となりに綺麗なお姉ちゃんを乗せてね!写真家ってそういう人間じゃないですか(笑)ぼくももう年を取っちゃったけどね」と篠山氏ならではの発言が。

愛車のメルセデスには、最近は年齢もあってあまり乗っていないと言いながらも、SカブリオレやSLを眼前にして「うん、乗ってみたいですね」と篠山氏は答えた。

メルセデス・ベンツ日本が協賛する「篠山紀信写真展 KISHIN meets ART」が、2016年9月17日(土)から2017年4月までの間、箱根・彫刻の森美術館で開催される。

この展覧会ではこれまであまり公開されることのなかった、新たに撮り下ろした野外彫刻の写真や交流を重ねたアーティストにその仕事場の写真など、篠山氏とアートとの出会いを切り取った瞬間を楽しむことの出来る写真展となっている。興味のある方はぜひ。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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