試乗レポート

その仕上がりにCクラスオーナーも思わず嫉妬！？／メルセデス・ベンツ GLC 250 4MATIC 速攻試乗レポート(2/4)

公開日:2016/02/25 21:17 最終更新日:2016/02/25 21:17

筆者：河口まなぶ
カメラマン：茂呂幸正

その仕上がりにCクラスオーナーも思わず嫉妬！？／メルセデス・ベンツ GLC 250 4MATIC 速攻試乗レポート

メルセデス・ベンツ GLC 250 4MATIC Sports[4WD] 試乗レポート／河口まなぶ

軽快な走りが印象的

それにしてもCクラスをベースとしたGLCは、大柄かつ重量もある上に、エンジン自体はC250とスペックが変わらないのだが、冒頭に記した通り、とても軽やかに走り出したのが印象的だった。

そして走り出してからも、9速ATが滑らかな変速を提供するのはもちろん、多段化によって低回転を維持するため、室内にエンジン音はほとんど聞こえない。

一方で、加速したいときには、少しアクセルを踏み込むだけですぐに欲しい力を手にいれられる高いフレキシビリティがある。

19インチタイヤをしっかり履きこなす上質な乗り味・走り味

さらに好印象だったのは乗り心地。

GLC250では、通常モデルでアジリティコントロールサスペンションを備え、今回のSportsではスポーツサスペンションが備わる。つまりSportsの方が通常モデルよりもスポーティな味付けのはず・・・なのだが、実際に乗った印象では、おだやかでしなやかな乗り味・走り味が感じられた。

しかもSportsは、19インチサイズのタイヤ＆アルミホイールを装着している。そのあたりまで考えると、乗り心地は優れていると記せる。Cクラスではエアサスを装着したモデルもあるわけだが、僕は今回このGLCのSportsに乗って、19インチのスポーツモデルなのに乗り心地が良いので、エアサスでも採用しているのかと思った。

もちろん段差や継ぎ目では19インチがゆえのブルッとした震えをボディに感じるが、それ以外のシーンでは言われなければ大きなタイヤ＆ホイールを履いているとは思えない心地良さがあったわけだ。

[気になる取り回し性能をチェック・・・次ページへ続く]

絶妙なパッケージング、絶妙な価格設定

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筆者河口まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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