登場から約3年、テコ入れが図られたメルセデス・ベンツ 新型Aクラスは、より死角のないプレミアムハッチに!(2/3)

  • 筆者: 塩見 智
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
登場から約3年、テコ入れが図られたメルセデス・ベンツ 新型Aクラスは、より死角のないプレミアムハッチに!
メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン メルセデス・ベンツ 新型Aクラス <ボディカラー>:エルバイトグリーン 画像ギャラリーはこちら

新型ではスムーズでなめらかな乗り心地に

メルセデス・ベンツ 新型Aクラスメルセデス・ベンツ 新型Aクラス

見た目とは裏腹に、運転すると違いは顕著だ。A250シュポルト4マチックを撮影のために一般道でゆっくり走らせただけで、乗り心地が大きく改善されたのがわかった。

これまで、Aクラスの乗り心地は、悪くはないけれど、特別よくもなかった。並みのコンパクトカー以上の快適性は備わっていたが、メルセデスと聞いて期待するほどでもなかった。

同じプラットフォームでも、後から出てきたCLAやGLAだとかなりしなやかな足まわりになっているが、A、Bクラスの場合、不整路面での細かな凹凸を正直に拾い過ぎるきらいがあった。

新しいAクラスでは、そうした細かな凹凸の処理が上手になって、スムーズでなめらかな乗り心地になった。原因は明らかで、走りの性格を「コンフォート」「スポーツ」「エコ」「個別設定」の4つから選べる「ダイナミックセレクト」が備わったからだ。

エンジンおよびトランスミッション、サスペンション、ステアリングが、ドライバーが選んだモードに最適となるよう統合的に電子制御される。エコを選べばエアコンの能力を限定するほか、アクセルオフでニュートラルに入り、燃費を稼ぐ。

7速DCTは状況を問わずスムーズな変速

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乗り心地が改善されたというのは、ダイナミックセレクトでコンフォートを選んだ際の話。よくできたダンパーが、まるで魚の小骨を丁寧に取り除くかのように、路面の不整が生み出す細かいハーシュを取り除き、なかったことにしてくれる。

もちろん、コンフォートだからといって、速度を上げるとフニャフニャして頼りなくなるわけではなく、日本の道路環境なら高速道路を含めてコンフォートモードに入れっぱなしでOKだ。“意識高い系”の人はエコモードで。

ともあれ、従来、Aクラスに弱点があるとしたら乗り心地だったが、ダイナミックセレクトが備わったことで、一気にセグメントベストの乗り心地を手に入れた。

ただし、試乗したのはドイツだ。アウトバーンがある。アウトバーンには速度無制限区間がある。一般道から合流し、コンフォートモードのままA250のアクセルを踏み続ける。

150km/h、170km/h、2リッター直4ターボエンジンのスペックは従来通りだが、車重約1.5トンに最高出力211ps/5500rpm、最大トルク35.7kgm/1200-4000rpmのパワーは十分で、190km/h、210km/hと、よどみなく速度が上昇する。7速デュアルクラッチのトランスミッションは状況を問わずスムーズな変速に終始する。

旧東ドイツの地方都市だからか、路上に高級車は少なく、バカみたいに飛ばすクルマにほとんど出くわさない。そんななかを200km/h超でぶっ飛んでいくと、最初は楽しいのだが、やがて何やってんだ俺は……みたいな気持ちになる。

それはともかく、180km/hを超えたあたりから、コンフォートだとドライバーの操作に対して車両の挙動が大きくなりすぎて不安感が出てくる。ただし、スポーツに入れることで車両は途端にビシっと落ち着き、コンパクトカーということを忘れそうになる。本来スポーツはこの領域のためのモードなのだろう。

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塩見 智
筆者塩見 智

1972年岡山県生まれ。1995年に山陽新聞社入社後、2000年『ベストカー』編集部に入社。2004年(株)に二玄社『NAVI』編集部員となる。2009年『NAVI』編集長に就任。2011年からフリー編集者、ライターへ。主にWeb、ラジオ、雑誌等における試乗記からインタビュー、イベントの司会やトークショー等を手掛ける。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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