試乗レポート

メルセデス・ベンツ新型 Cクラス[W205] イラスト試乗レポート／遠藤イヅル(1/3)

公開日:2014/08/18 16:42 最終更新日:2014/08/18 16:42

筆者：遠藤イヅル
カメラマン：和田清志

隅々までチカラがこめられた「メルセデスの本気」

1982年、メルセデス・ベンツで当時もっとも小さかった「コンパクトクラス」よりも下のレンジを担当させるべく送り出したのが「190クラス(W201)」です。日本でも5ナンバーサイズに収まる手頃なサイズから大人気となりました。その後1993年、後継車として初代Cクラス(W202)が登場。Cクラスも順調に販売数を伸ばすことに成功し、2000年には2代目・W203に、2007年に3代目となるW204に進化していきました。

そして2014年、４代目Cクラス(W205)がいよいよそのベールを脱ぎました。凝った内外装、ダウンサイジングエンジン、環境性能、先進の安全対策、高い質感、大胆なデザイン、考えられた使い勝手などなどのひとつひとつ、隅々までチカラのこもっているW205は、「メルセデスの本気」というキャッチコピーに偽りの無い一台に仕上がっています。

[次ページへ続く]

え、Cクラスに1.6リッター！？

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筆者遠藤イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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