メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205) 試乗レポート/河口まなぶ(1/2)

メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205) 試乗レポート/河口まなぶ
メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)河口まなぶ氏による海外試乗1 メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)河口まなぶ氏による海外試乗2 メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)河口まなぶ氏による海外試乗3 メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)走行イメージ フロント メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)走行イメージ リア メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)走行イメージ メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)海外試乗会にて河口まなぶ氏o 新型Cクラス C250 BlueTEC フロント 新型Cクラス C250 BlueTEC リア 新型Cクラス C250 BlueTEC フロントフェイス 新型Cクラス C250 BlueTEC C250ロゴ 画像ギャラリーはこちら

Eクラスを超えた、新型Cクラス

メルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)走行イメージメルセデス・ベンツ 新型Cクラス(W205)海外試乗会にて河口まなぶ氏o

走り始めて僅か数十秒、「またもや、あっさりと世界基準が塗り替えられた」と感じた。

4代目となる新型Cクラス“W205”は極めて静かに、かつ快適に、その圧倒的な走りの性能を即座に見せつけてくれた。

新型Cクラスは、驚くほど乗り心地が良い。どれ程かというと、

「Eクラスを超えている」

いま、この言葉を見た多くの読者が「そんな馬鹿な!」と疑ったはずである。だが、今回の新型Cクラスにおける目玉となっているエアサスペンション、「AIRマチック」搭載車に関しては決して過言ではない、と僕は感じている。

まさに“絶妙”という言葉が相応しく、路面の凹凸をいなす。そして常にフラットな姿勢を保ちつつ、しっとりと路面へ吸い付く。その様は“クラスを超えた乗り味”といえるほど。

そして、実に静か。メルセデス・ベンツ自らが、新型Cクラスの説明において「NVH(=ノイズ/バイブレーション/ハーシュネス)における、このクラスのベンチマークになる」と言うだけのことはある。

新型Cクラスはまず初めに「乗り心地の良さ」と「静かさ」で、Eクラスと同等かそれ以上であることを僕らに見せつけたのだ。

しかし一方で、Cクラスそのものの魅力もより一層増していると皆さんに報告したい。

先代Cクラス“W204”で手に入れ、BMW 3シリーズを追撃した要素である「スポーツ性の高さ」=「アジリティ」(俊敏性)は、さらに強調されたといって良いだろう。

そう、先に記した乗り心地の良さと静かさからは想像もつかないほどの「スポーツ性」「キレ味の良さ」といった確かな走りの味は、まさに新世代のCクラスに相応しいものとなっている。

とにかく隙の無い新型Cクラスの装備

新型Cクラス C250 BlueTEC フロント新型Cクラス C250 BlueTEC リア

それにしても、新型Cクラスは「デザインがとても良い」。

メルセデス・ベンツは、デザイン責任者がゴードン・ワグナー氏になって以降、非常にわかりやすい表現をしてきたが、それがSクラスでは見事に独自の世界観を完成させた。そして、その世界観はこの新型Cクラスで、確固たるものとなったといえる。

特に印象的なのはインテリアだ。スイッチを初めとしてSクラスと共通のパーツ類が多く採用され、完全にこのクラスの常識を打ち破っている。

また、ライバルに遅れつつもタッチパッドを採用したが、単に採用しただけでなくデザインとの融合を図ることで次世代ユーザーインターフェースを模索する意欲作となっている。

またHUD(ヘッドアップディスプレイ)を採用したほか、アップルのCarplayへの対応などトレンドをしっかり押さえた内容となっている。

安全装備も、EクラスやSクラス譲り。60km/h以下では車線表示や見えにくい道路でも先行車両に追従できるストップ&ゴー・パイロットを搭載した「ディストロニックプラス」によって“半自動運転”といえる領域にも踏み込んでいる。

つまり、新型Cクラスの装備はあらゆる面で隙がない、というわけだ。

メルセデス・ベンツ 新型Cクラス エクステリアイメージ新型Cクラス C250 BlueTEC フロントフェイス新型Cクラス C250 BlueTEC C250ロゴ新型Cクラス C250 BlueTEC インテリアメルセデス・ベンツ 新型Cクラス C250 BlueTEC ステアリング周り
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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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