メルセデス・ベンツ G350ブルーテック(クリーンディーゼル) 試乗レポート/九島辰也(1/2)

メルセデス・ベンツ G350ブルーテック(クリーンディーゼル) 試乗レポート/九島辰也
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2000年頃、生産中止を囁かれながらもアメリカで再ブーム到来

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以前から日本に入るといいなと思っていたモデルがとうとう発売を開始した。メルセデス・ベンツ『G350ブルーテック』である。

通称“ゲレンデヴァーゲン”と呼ばれるこのクルマは、これまで何度も生産中止の噂にさらされてきた。私の記憶では2000年を前後してそれをよく耳にした気がする。

その理由はメルセデス・ベンツ「Mクラス」が発表されたからだ。メルセデスはそれを機にNATO軍にも代替えを提案したそうだが、それは失敗。Gクラスの機能性を軍は高く評価していたため、民生用も同時につくり続けるはめになった。ちなみに、初代Mクラスがラダーフレームを採用していたのはそこに理由があると考えられる。モノコックではトーイング(牽引)などの面で軍の要望に応えられる性能を引き出せないからだ。

そこでヤケになったのか、メルセデス・ベンツはその頃になってようやくアメリカでGクラスを発売する。というか、なぜかそれまで発売していなかったのが逆に不思議だ。するとそれが大ブレイク。当時カー&ドライバー誌をはじめとする数々のアメリカの自動車雑誌が絶賛した。GMが「ハマーH2」を発売開始したことも関係して、彼の地では軍用車チックなモデルが人気を集めていたころの話である。

生産環境も整い、クリーンディーゼルモデルが日本導入

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そんなGクラスだが、いまはしっかりと生産環境も整い進化を遂げている。主脳陣が今後もつくり続けることを決め、多額の資本をGクラスに投下したからだ。

で、生まれたのが、5.5リッターV8を積んだ「G550」であり、5.5リッターV8ツインターボの「G63 AMG」であり、6リッターV12ツインターボの「G65 AMG」である。基本骨格は変えないものの、バンパー類の意匠変更やインテリアのグレードアップ、さらには電子デバイスの追加装備を行った。

そして今回、真打ちとも言える3リッターV6クリーンディーゼルを積んだG350ブルーテックがそこに追加された。特徴は燃費に優れたそのエンジンと右ハンドル車の設定、そして値段。1000万円を切る989万円というプライスは、このクルマを新車で買おうと思っていた人には朗報に違いない。カイエンなどライバルとおぼしきモデルと比較しても、なかなかおもしろい値付けだ。

■動画レポートはコチラ:メルセデス・ベンツ G350 BlueTEC 試乗動画レポート ~九島辰也のワイルドだろ!~

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九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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