メルセデス・ベンツ CLクラス 海外試乗レポート(2/3)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:ダイムラー・クライスラー日本株式会社
メルセデス・ベンツ CLクラス 海外試乗レポート
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上品で迫力のあるエクステリアと快適かつエレガントな空間デザイン

Sクラスをベースにした2ドアクーペとはいっても、そのイメージを感じさせるのはフロントとリアのフェンダーの盛り上がりぐらい。サイドプロポーションは、ヒット中の4ドアクーペ、CLSに近いウィンドウラインだ。

フロントマスクは大きなメルセデスマークと2本のバーが目につく。クルマを横から見るとボンネット先端は意外に高い。これは、歩行者保護を考慮してのデザインだそうだ。サイドウィンドは、ピラーレス。だからリアクォーターウィンドを下ろすと、全開になり、とても開放感がある室内になる。 リアデザインは、EクラスやSLクラスなどに共通する新しいメルセデスデザイン。テールパイプはCL500/600ともに左右1本ずつの2本出になる。

タイヤサイズは(前)255/45R18、(後)275/45R18の組み合わせと、(前)255/40R19、(後)275/40R19の組み合わせがある。どちらの組み合わせでも、ホイールハウスいっぱいにタイヤが収まっており、かなりの迫力だ。

ボディサイズは全長5,065mm、全幅1,871mm、全高1,418mm。 これは従来モデルにくらべると長さは75mm、幅は14mm、高さは20mm大きくなっている。ホイールベースも75mm長い。このボディサイズの拡大で、室内は完全な4シーターになったのだ。

次にインテリアだ。インテリアはとてもエレガントにまとめられている。とくに優雅なウッドトリムや本革の使用が目につく。インテリアカラーは、仕様によって選択できる。5色が用意されている。

ハンドル位置は左だったが、細いピラーのおかげでナナメ前方の死角も少なく、運転しやすかった。

フロントシートの座り心地だが、シートサイズは大きく、たっぷりしている。ドライビングポジションはやや低めだ。しかし、ボンネットの感覚もつかみやすく、運転しやすそう。リアシートはフロントシートの背もたれを倒して出入りする。リアシートはやや低めの着座と左右セパレートシートのおかげで、一度、座ってしまえば、快適。レッグスペースやヘッドスペースもきちんと確保されている。

トランクスペースも奥行、左右幅ともに1m以上もあるので、十分に広い。かなり実力性の高いクーペといってよいだろう。

最上級グレードのCL600は、専用のポプラウッドのトリム、キルティング加工を施したアルカンタラのルーフ内張り、デジーノスタイルのシートやクロームのドアシルパネル、レザーの縁取りをした毛足の長いフロアマットを採用している。標準装備ではマッサージ機能とシートベンチレーター付のシートやサラウンドサウンドシステム、ハードディスクナビなども搭載している。また、ガラススライディングルーフも標準で装備される。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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