メルセデス・ベンツ Eクラス 海外試乗レポート/河口まなぶ(1/2)

  • 筆者: 河口 まなぶ
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツ Eクラス 海外試乗レポート/河口まなぶ
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新たに2つの顔を持った新型Eクラス

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メルセデス・ベンツの基幹モデルであるEクラスが受けた今回のフェイスリフトは、端的に言ってしまえば“いまどきウケの良い、スポーティな方向へ舵を切った”ものであるが、実は大きな意味を含んでいる。

メルセデス・ベンツは現在、ブランド全体においてデザインで変革を行おうとしており、その流れの中にあって基幹モデルであるEクラスに施された今回の仕立ては、実は相当に思い切ったものだと見ることができる。

写真を見ていただくと判るが、今回のEクラスで最大の特徴は何といっても、ひとつ下のクラスであるCクラスと同様に、2つの顔を持ったことだろう。つまり、スポーティなアバンギャルドとクラシカルなエレガンスという選択が可能となったわけだ。

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本国以上にスポーティ路線にシフトしている日本市場

メルセデス・ベンツ

しかし、である。

既に実証済みであることからも判るように、Cクラスではほとんどのユーザーがアバンギャルドを選んでいる。また同時にこの2つの顔が選べるようになったW204の登場によって、Cクラスは長年に渡って後塵を浴び続けたBMW3シリーズに対して、悲願の逆転を実現した経緯がある。

メルセデス・ベンツ

そうした成功体験も含め、ここ数年でメルセデス・ベンツはデザイン的に大きく舵を切ることになる。既にAクラスやCLAはその流れの中にあり、そしてEクラスも同じように…ということである。

今年の年央に上陸を果たすであろうEクラスは、日本独自のラインナップとして“アバンギャルド推し”となっているようだ。

つまり、売れ線にはアバンギャルド顔のみがラインナップされ、最もベーシックなモデルにのみスリーポインテッドスターをボンネットに載せたクラシックな顔付きのモデルが用意される。そう考えると日本市場は、本国以上にスポーティ路線にシフトしているともいえる。

メルセデス・ベンツ

かつてメルセデスのラインナップについて記すとき、グリル内にスリーポインテッドスターが配されたスポーツグリルは、限られたモデルだけの証…と書いたものだ。しかし今はどうだろうか?

今回のEクラスがアバンギャルド推しとなったことで、ボンネットにスリーポインテッドスターが載るモデルは、C/Eクラスの最もベーシックなモデルとSクラスのみになってしまった。

そう、気が付けばメルセデス・ベンツの顔つきはそのほとんどがスポーティ路線を既に走っている、と気付くのである。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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