国産セダンでは敵わない魅力は今も健在「メルセデス・ベンツ Eクラス」新型車解説(1/3)

国産セダンでは敵わない魅力は今も健在「メルセデス・ベンツ Eクラス」新型車解説
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メルセデス・ベンツ「Eクラス」がフルモデルチェンジ!

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス E400 4MATIC

日本には8つの乗用車メーカーがあり、さまざまな日本車を購入できるが輸入車の品ぞろえも豊富だ。

売れ筋はドイツ車で、メルセデス・ベンツ/フォルクスワーゲン/BMW/アウディの登録台数を合計すれば、輸入車総数(海外メーカー製乗用車)の70%近くに達する。

輸入車の販売ナンバーワンは長らくフォルクスワーゲンだったが、先ごろの排出ガス試験の不正問題もあって売れ行きが下がり、今はメルセデス・ベンツがトップに立つ。

そんなメルセデス・ベンツの中心的な存在である「Eクラス」がフルモデルチェンジを実施、2016年7月27日に日本国内で発表された。

よりスポーティな外観へと変貌したEクラス

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス E300メルセデス・ベンツ 新型Eクラス E300

かつて、Eクラスの前身は「コンパクトメルセデス」とも呼ばれたが、1980年代に入ると5ナンバーサイズに収まる190シリーズ(W201)が登場、ミディアムクラスの位置付けとなった。

その後はほかのドイツ車と同じくフルモデルチェンジによってサイズアップを重ねながら進化を続けたが、Eクラスにはカンパニーカー(法人が社員に貸与する車両)の需要も多い。従って歴代のEクラスは比較的オーソドックスな雰囲気を備えていた。

しかし、新型Eクラスを見るとサイズは異なるものの、同社の「Cクラス」に似たイメージがある。

軽快感が伴い、以前の保守的な印象は薄れたようだ。この評価はさまざまだろう。EクラスはCクラスに近づいて存在感が弱まったともいえるし、スポーティで格好良くなったという見方も成り立つ。

ボディサイズは、E200アバンギャルドで見ると、全長が4,930mm、全幅は1,850mm、全高は1,455mmになる。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,940mmだ。先代型に比べると40mm長く、5mm狭く、全高は等しい。

そしてホイールベースは65mm伸ばされた。この寸法の変化も外観の見え方に影響を与えた。ホイールベースが大幅に伸びたことでリア側のオーバーハング(後輪からボディが後方へ張り出した部分)が20mm短くなり、引き締まり感が強まっている。

最小回転半径は5.4m。先代型に比べるとホイールベースの拡大で0.1m増えたが、大柄なサイズを考慮すれば小回りの利きが良い。後輪駆動のメリットでもあり、レクサスGSなどと同等だ。

全長が5m近いボディでは、街中の取りまわし性が良いとはいえないが、外見から想像する割には扱いやすい。

ステアリングには世界初となる「タッチコントロール機能」が備わる

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス E400 4MATICメルセデス・ベンツ 新型Eクラス E400 4MATIC

内装はCクラスなど設計の新しいメルセデス・ベンツに共通するデザインに仕上げた。

インパネの中央にはHDDナビゲーションの機能を備えた12.3インチのディスプレイを装着。下側には横長の装飾パネルが備わり、丸型の空調吹き出し口が並ぶ。

新型Eクラスで注目されるのは、ハンドルに世界初とされるタッチコントロール機能を備えたこと。

ハンドルのスポークに小さなタッチパネルが左右に1つずつ装着され、上下左右のスワイプ、プッシュ操作によってカーナビなどコマンドディスプレイの操作を行える。ハンドルから手を離さず、親指を使って扱える。

また各種の設定をする画面にはアニメーションを使い、操作性を向上させた。例えばエアコン吹き出し口の調節では、インパネの絵柄が表示されて分かりやすい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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